アレルギー 検査 には、血液検査、皮膚テスト、食物除去・食物経口負荷試験などがあります。IgE抗体検査の対象 項目 には、疑わしいもの、普段よく食するもの、アレルギーを引き起こすと言われている食物を選定します。
プリックステストのアレルゲンには、卵黄、卵白、牛乳、タマネギ、小麦粉、そば粉、ハウスダストなど約35項目があります。
アレルギ-検査の方法とその項目は?
アレルギ-検査
アレルギー検査方法には、血液検査、皮膚テスト、食物除去試験、食物経口負荷試験などがあります。
血液検査は抗原特異的IgE抗体検査と好塩基球ヒスタミン遊離試験があります。皮膚テストには、プリックス・スクラッチテスト、皮内反応テスト、パッチテストがあります。
アレルゲンの疑いのある食物を絶食、または食するのが食物除去・食物経口負荷試験です。
今回は、アレルギー検査方法と項目についてお話します。
アレルギー血液検査のIgE抗体検査では、免疫反応に関わるIgE抗体が特定の蛋白にのみ反応することから、抗体値を確認する検査になります。
IgE抗体値は7段階のスコアで分類されます。その検査項目は、ブタクサ花粉などの疑わしい食物、小麦、卵など普段からよく食べる食物、卵、牛乳、そば、小麦などアレルギーを引き起こすといわれている食物、杉、ブタクサなど花粉アレルギーがあるものを選択します。
IgE抗体検査には、IgE-MAST33、Viewアレルギー36などのセットがあります。好塩基球ヒスタミン遊離試験(HRT)は、血液にアレルゲンを添加したとき発生するヒスタミン量を確認する検査です。この検査ではヒト汗抗原の検査が可能です。
アトピーがよくでる人は、汗がアレルゲンの場合があります。プリックテストは、アレルゲンを皮膚にしみこませ観察します。
そのアレルゲンは、卵黄、牛乳、エビ、サバ、米、小麦粉、そば粉、ダニ、ハウスダスト、スギ花粉、ブタクサなど35項目ほどがあります。
皮内反応テストはアレルゲンエキスを皮膚内に入れ反応を観察します。アレルゲン項目は栗、ナシ、バナナなどです。
パッチテストはアレルゲンを直接皮膚につけて観察します。遅延型(IV型)アレルギーに有効な試験です。
アレルゲンの疑いのある食物を絶食し症状を確認するのが食物除去試験で、食し症状を確認するのが食物経口負荷試験です。アナフィラキシーショックが起こる可能性があり注意が必要です。
アレルギー
アレルギーとは特定の人に不快な反応を起こすことをいい、この原因になるものが抗原(アレルゲン)です。アレルゲンには、ダニ、ハウスダスト、花粉、食物、カビなどがあり、アレルギー反応を引き起こします。
特定の人にアレルギー反応が起こるのは、その人が特異的IgE抗体をもっているからです。このIgE抗体はマスト細胞に付いています。
花粉などのアレルゲンが侵入すると、アレルギー反応によりマスト細胞が破裂しヒスタミン、ロイコトリエンなどを放出します。
アレルギースクリーニング検査
全年齢を対象に食物アレルギーの場合は食物アレルギー16、中学生までのアトピー性皮膚炎は小児アレルギー16、16歳以上は成人アトピー16、乳幼児の気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎は小児アレルギー16、小学生以上の気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎は喘息・鼻炎16、全年齢・症状を対象にしたものがView39です。
View39には、食物20項目、花粉8項目,喘息・鼻炎・アトピー11項目が含まれています。原因が推測される場合はそれだけを調べた方が負担は少なく、症状や年齢からも疑われるアレルギー項目が推測できます。
アレルギー検査の見方
IgE抗体の正常値は健常者(抗体のない場合)で0.34UA/mL以下です。ある場合は0.35~100までのRAST値で示します。
また、この範囲を6段階に分類したRASTスコアがあります。数値が高いほど抗体が多いことを意味します。非特異的IgEはIgE抗体の総和です。
年齢とともに増加し成人の正常値は170IU/mL以下です。IgE抗体は何に対してのアレルギーかが、非特異的IgEはアレルギーの強さがわかります。血中IgE抗体の存在は、いつでもアレルギー反応が起こること意味し、このことは感作された状態といわれています。
アレルギー症状があってもIgE抗体が検出されない場合があります。検出される場合がアトピー型、検出されない場合が非アトピー型です。
まとめ
アレルギ-検査の方法とその項目は?
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アレルギー
アレルギースクリーニング検査
アレルギー検査の見方