疥癬 (かいせん)という病気をご存知ですか?強い痒みを伴う皮膚疾患です。高齢者がかかりやすく、人から人へ感染します。最近では老人ホームなどでの集団感染が問題視されています。病気の 原因 は1つです。きちんと知って治療しましょう。
疥癬の治療方法について
疥癬 はヒゼンダニという虫の寄生により起こる皮膚病です。指の間や脇、陰部など柔らかい部分に発症しやすく、痒みが強いのが特徴です。感染力が非常に強いため、家族や同居人も注意が必要です。
治療 には内服薬と外用薬を用います。正常に見える部分にも虫が寄生している可能性があるので、外用薬は皮膚全体にまんべんなく塗布するようにします。適切に治療出来ていないと悪化するばかりか、他者への感染を拡大させてしまうので医師の指示に従って治療する事が大切です。
疥癬について
公衆衛生が整えられている昨今、 疥癬 は一般家庭において発生源になる事は、あまりありません。しかし、特養や老健等の高齢者関連の介護施設、或いは病院等においては、夏になると全国的に発生しています。
この為、感染者本人だけで無く、感染者の家族や職員への2次感染の問題があります。