アルツハイマー型認知症は高齢化とともに発症することが多い、未だに治療方法が見つかっていない難しい病気で知られています。軽い記憶障害から始まりますが、症状が進行していけば記憶障害も深刻になり、日々の生活を送っていくための能力も失われていきます。
アルツハイマー型認知症 の 寿命 はどれくらい?というテーマでお伝えします。
アルツハイマー型認知症の寿命はどれくらい?
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アルツハイマー型認知症は高齢化とともに発症することが多い病気
アルツハイマー型認知症は遺伝や生活環境などが絡み合い、脳機能が低下することで発症します。
アルツハイマー型認知症を発症させる原因は、Bアミロイドタンパクというタンパク質と言われています。Bアミロイドタンパクが脳内に蓄積し、そのBアミロイドタンパクにより神経細胞が破壊されることで脳機能が低下すると考えられています。
脳内への血流がアルツハイマー型認知症と大きく関係しており、血液の循環を良好にすることが病気の予防に繋がる生活習慣病とも相関性のある病気です。
アルツハイマー型認知症の寿命は約15年
アルツハイマー型認知症は、一気に症状が悪化する病気ではなく、少しずつ症状が悪化していく病気です。初期症状が発症してから、個人差もありますが平均寿命は約15年と言われています。
初期症状では、暮らしや仕事に支障が出ない程度の記憶障害や能力低下で、アルツハイマー型認知症だとも思わないかもしれません。
高齢化によるボケとアルツハイマー型認知症は区別ができない部分があり、軽いボケと思っていたことが実はアルツハイマー型認知症という可能性もあるのです。
そして中期、後期と症状が進行していくと、本人の生い立ちや大事な人の記憶までなくなってくる、日常生活の複雑な作業や仕事を行うことは困難になってきます。
医療の技術が発達したことで、アルツハイマー型認知症の寿命も延びてきています。
寿命は個人差もあり一概に言えない
アルツハイマー型認知症の症状の進行のスピードは、個々人の体力やこれまでの生活によって異なってきます。例えばアルツハイマー型認知症だけでなく、その他に抱える慢性疾患の有無により寿命は異なります。
このように個々人における状態により、アルツハイマー型認知症の寿命は異なるので、一概に寿命がどのくらいか分からないことがアルツハイマー型認知症の難しい点です。
ちょっとでも怪しい症状があれば早めに検査を!
寿命がどのくらいか、そもそもアルツハイマー型認知症なのか?見極めることが難しいのもアルツハイマー型認知症ですが、アルツハイマー型認知症に該当する症状が散見されたら医師の検査を受けることが大切です。
早めに検査を受けることで、万が一アルツハイマー型認知症だった場合に備えることが可能になります。
本人にとっても、家族や周囲にとってもアルツハイマー型認知症は肉体的、経済的に大きな負担がかかる病気です。検査を受けて早い段階から対策をとれるのであれば、事前に対策を行いましょう。
食事や運動で予防をしよう!
アルツハイマー型認知症は治療方法が確立されていませんが、予防を行うことはできます。高血圧や肥満など、血液に悪影響をもたらす可能性のある生活はアルツハイマー型認知症の原因になる可能性があります。
過食や暴飲暴食はさけ、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEに配慮した食生活をすることがアルツハイマー型認知症の予防に繋がります。
また高齢化が進むと、家を出る機会も少なくなってくるかもしれませんが週1回でも軽めの有酸素運動を行いましょう。普段使わない体を動かすことで、脳も活性化してアルツハイマー型認知症の予防にも繋がります。
まとめ
アルツハイマー型認知症の寿命はどれくらい?
アルツハイマー型認知症は高齢化とともに発症することが多い病気
アルツハイマー型認知症の寿命は約15年
寿命は個人差もあり一概に言えない
ちょっとでも怪しい症状があれば早めに検査を!