アルツハイマーは小さな記憶障害から始まり、徐々に体の感覚まで失われて体の機能がなくなってしまう認知症の1つの病気です。治療方法や病気が発症する原因が未だに明確でないため、症状が発症したら悪化の一途に向かうのがアルツハイマー型認知症の特徴です。
初期症状が分かりづらいことで、症状が気づかぬ間に 進行 してしまうこともある アルツハイマー型認知症 は高齢化すれば誰もが患う可能性のある病気です。
今回はアルツハイマー型認知症にはどのような段階がある?というテーマをお伝えします
アルツハイマー型認知症進行にはどのような段階がある?
初期症状
アルツハイマー型認知症は高齢化とともに症状が現れるケースが多い病気で、まずその初期症状は軽度の記憶障害から始まります。今まで当たり前のように使用していた言葉が出てこない、当たり前のように置いていた物の場所を忘れる、こうした出来事が少しずつ起こり始めます。
しかしまだ明白にアルツハイマー型認知症だと断定することはできず、周囲から見てもアルツハイマー型認知症だと思うまで至らない程度のものかもしれません。ただ単に高齢化が原因の物忘れと一緒にされてしまいがちですが、アルツハイマー型認知症の可能性もあることを頭に入れておきましょう。
中期段階の症状
アルツハイマー型認知症の中期段階においては、軽度の記憶障害から日常生活に支障が出るレベルにまで認知機能が低下してきます。
最近の出来事に関して思い出せないことが多くなる、仕事における段取りを立てることが出来なくなる、経理がずさんになる、自分や家族に関する記憶などを忘れる、などのことがアルツハイマー型認知症の中期的な段階で発生します。
医者と問診により、同じ検査やテストをしていても以前とは異なる結果になっていれば認知機能が低下しておりアルツハイマー型認知症が進行していることが考えられます。
後期症状は?
アルツハイマー型認知症が進行して、後期症状になると人格にも大きな変化も表れ、記憶障害も深刻になります。
自分の育った生い立ちや大切な人の名前も思い出せない、最近起こった出来事などを覚えていない、トイレを正しく使用できなくなる、尿失禁などの回数頻度が上がる、こうした症状が散見され始めたらアルツハイマー型認知症は後期段階まで進行しています。日常生活を普通に送ることも難しくなってきます。
家族だけで面倒を見ることも困難になり、要介護状態の可能性が高くなります。アルツハイマー型認知症の進行は初期症状から後期症状まで、個人差がありますが3年前後の期間がかかります。
早期診断を受けて、少しでもはやめに対策をしよう
アルツハイマー型認知症は対策の難しい病気ですが、早期に発見しておくことで本人にとっても家族にとっても楽になるでしょう。
移動が出来なくなった時に車いすはどのようにするのか、介護保険はどのようになっているのか、介護施設はどこにいれるべきか、事前に考えておくべき事はたくさんあります。
アルツハイマー型認知症かどうかは、血液検査や尿検査といった一般的な検査から、日常の生活能力や問題解決能力を診断するための検査やテストまで幅広くあります。
アルツハイマー型認知症の確定診断は死後のみ可能ですが、アルツハイマー型認知症の可能性を見極めるために診断や検査は懸念があるのであれば早めに受けることが大切です。
アルツハイマー型認知症は予防が大切
アルツハイマー型認知症は、高齢化とともに誰もが発症する可能性のある病気ですが、予防は行うことが出来ます。
実は生活習慣病との相関性があると考えられており、糖尿病などの生活習慣病を予防することでアルツハイマー型認知症を予防することができると言われています。
脳機能を正常に維持するためには、規則正しい生活を送ることがポイントなのかもしれませんね。
まとめ
アルツハイマー型認知症進行にはどのような段階がある?
初期症状
中期段階の症状
後期症状は?
早期診断を受けて、少しでもはやめに対策をしよう
アルツハイマー型認知症は予防が大切