認知症は脳細胞の働きが悪くなり、体にさまざまな障害が発生する病気です。高齢化とともに発症する病気で、アルツハイマーも認知症の1つの病気です。
治療方法が確立されていないために悪化の一途を辿る厄介な病気で、特に初期症状ではアルツハイマーかどうか、判断することが難しいことも病気の特徴の1つです。
では アルツハイマー にはどんな 診断 方法がある?と言うテーマでお伝えします。
アルツハイマーにはどんな診断方法がある?
アルツハイマーはどんな病気?
アルツハイマーは脳機能の低下により、記憶障害から始まり、徐々に体の感覚まで失われて体の機能がなくなってしまう病気です。
高齢者において発症することが多い病気で、そのため初期症状の軽度の記憶障害においては、ただのぼけと区別がつきません。そのためアルツハイマーの可能性があるにもかかわらず、歳だから、と片付けてしまうことも多くあります。
日常でよくあるような物忘れなどが頻発するようであれば、それはアルツハイマーの可能性が高くあります。症状が進行すれば人格も変わってきて、別人のようになることもあり、要介護状態となります。
だからこそ初期症状が出始めた段階から、アルツハイマーの診断を受けておき症状が悪化した時に備えることは大切です。
アルツハイマーの診断方法
アルツハイマー病は病院で診断を行っても、アルツハイマーと確定診断することはできません。検査によりアルツハイマーの可能性がある、可能性が高いと診断することは可能ですが、確定診断は死後の検査によって初めて行われます。
アルツハイマーを診断するにあたり、検査や簡単なテストを行います。過去の健康状態から日常生活全般の処理能力などに関する質問などから適切な行動ができるか診断が行われます。
さらに日々の仕事や暮らしを行っていくために必要な問題解決能力、計算能力、注意力に関するテストも行われます。
そしてアルツハイマーを引き起こす可能性を探るために、尿検査や血液検査など一般的な病気でも行う検査を行います。アルツハイマーにおいては、時間の経過により症状の変化をおさえておくことが大切なので、繰り返し同じ検査を実行することもあります。
アルツハイマーの詳しい診断を受けるために
軽度のアルツハイマーの症状が確認された場合には、さらにアルツハイマー専門医の診断を受けることができます。地域の行政機関などに問い合わせれば、アルツハイマー病研究センターなどを紹介してもらうことができるでしょう。
アルツハイマー病研究センターでは、アルツハイマー専門の検査チームにより迅速で正確な対応を行うことが可能です。
少しでも疑いがあれば、早期診断を受けるべき
高齢化とともに発症する可能性が高いアルツハイマーは、病気ではなくボケと判断されることも多いかもしれません。しかしあまりにも記憶障害が散見されるようであれば、認知症やアルツハイマーの可能性があることを視野に入れながら、早期診断を受けるべきです。
治療方法が確立されていないとはいえ、症状が軽いうちからアルツハイマーの可能性を見込んでおくことで、症状が悪化した時に備えることが可能になります。
介護施設はどのようにするか、経済的な負担を和らげるためにどのような手段を用いるのか、症状が軽いうちに対応することで本人や家族の負担は大きく異なるでしょう。
アルツハイマーは予防が大切
アルツハイマーは高齢化とともに発症する病気のため、事前に症状が出ることを防ぐ予防が大切です。どのように予防をすればいいのか、という点については生活習慣病の予防を行うことがそのままアルツハイマーの予防に繋がります。
食生活において暴飲暴食を避けること、規則正しい生活を行うこと、適度な運動を行うこと、このように生活習慣を意識することがアルツハイマーの予防に繋がるのです。
まとめ
アルツハイマーにはどんな診断方法がある?
アルツハイマーはどんな病気?
診断方法
詳しい診断を受けるために
少しでも疑いがあれば、早期診断を受けるべき
アルツハイマーは予防が大切