「脚のむくみの原因と基本の解消法(前編)」では脚のむくみの原因や脚にむくみがあらわれる疾患をご紹介いたしました。後編では、 脚のむくみ を解消・改善する方法についてお伝えいたします。
脚にむくみがあらわれた場合には、まず受診し原因を突き止めて治療を行うことが大切です。
脚のむくみの原因と基本の解消法(後編)
脚のむくみは生活要因かも?
健康ブームは以前と人気ですが、年代によって必要な栄養素が変わることをご存知でしょうか。高齢になればなるほど、タンパク質やビタミンを重視した食事にしなければなりません。
間食をしてしまい、バランスの良い食事の機会が減少する傾向にあります。塩辛いお菓子を食べると、甘いものが欲しくなる、食事には必ず漬物などの味の濃いものが並んでいると塩分過多になりがちです。
偏った食生活では、ビタミンB1が欠乏し、カリウムやナトリウムのバランスが崩れてむくみが起きやすくなります。むくんでいても、味噌汁が飲みたい、せんべいが食べたいとおっしゃる方がいますが、命は一つだけです。
脚のむくみがストレス要因から?
激しく感情的になった次の日にむくんでしまった経験はないでしょうか。ストレスが慢性的にある方は自律神経が乱れて悪影響を及ぼしてしまうことがあります。日頃から、ストレスを溜めない生活を送るように心掛けていくことが必要です。
軽い運動や日光浴、ご友人たちとの談話や趣味に没頭できる時間を作ることです。余生をいかに活き活き過ごせるかでも変わるのかもしれません。
脚のむくみの改善・解消法
脚のむくみの原因をはっきりさせておくことは重要なことです。症状が出たら、加齢のせいにせず必ず受診されることをおすすめします。多くの高齢者の方々は併存疾患があり、どこからきた脚のむくみなのかをご自身で判断されるのは大変な危険を伴うことです。
脚のむくみを解消するためには、まず受診し原因を突き止めて必要な治療を行うことです。病気が原因だった場合は、病気が改善されないと脚のむくみも治りません。足がむくんだら、味噌汁や漬物など塩分が多い食品は中止、状態によっては水分制限がされるでしょう。
どのくらいかは医師が判断します。水分制限で多いのが口をゆすいだ時につい飲んでしまい、無意識に水分制限が守られないなどです。休息時や就寝時には脚の膝下から足先を高挙します。
医師から安静指示がない限りは、循環を良くするために脚の屈伸運動など動かすようにします。
まとめ
脚のむくみの原因と基本の解消法(後編)
脚のむくみは生活要因から?
脚のむくみがストレス要因かも?
脚のむくみの改善・解消法