足のむくみは、その日のうちに解消しておくに限ります。翌日までむくみを残してしまうと、どんどん悪化してしまい、なかなかむくみが取れなくなってしまうからです。
そこで、今回は 即効 で 足のむくみ を 解消 する方法をご説明していきます。
つらい足のむくみを即効で解消する方法
まずは足がむくむ原因を知る
むくむ状態とは、身体の中を流れている血液やリンパ液の流れが悪くなって滞ることにより、水分の吸収が上手く行われなくなって、皮下に水分がたまってしまうことです。水分は末端に集中しやすいため、心臓から一番遠い位置にある足はむくみやすい部分なのです。
足のむくみは長時間立っているとおこると思われがちですが、長時間座っていてあまり動かない状態でもおこります。一日のほとんどを座って過ごすようになってしまった高齢者も足がむくみやすいのはこのためのです。
また、水分、塩分を摂りすぎると、血液中の水分量が過剰になってしまい、余分な水分が溜まりやすくなるので、足がむくみます。冷えて血流が悪くなったり、運動不足で足(特に、第二の心臓と呼ばれているふくらはぎ)の筋肉が衰えたりすることも、足のむくみの原因となります。
ある程度の運動もしていて、水分や塩分の摂りすぎもなく、特別に長時間の立ち仕事をしたわけでもないのに突然足がむくんだり、むくみを解消しようとマッサージやツボ押しをしたりしても効果がみられない場合には、内臓の病気が原因で血流を悪くしていることも考えられるので、受診をおすすめします。
即効で足のむくみを解消するには
足のむくみを解消するために即効性のあるものでは、足を心臓よりも上にあげて動かす運動があげられます。即効で足の末端の血流をよくするためには、可能な場所であれば寝転んで足を上にあげてぶらぶらさせて、重力を使って血液を心臓へ戻す手伝いをするのです。
床に寝転ぶことができない場合は,比較的即効性のあるもので、ツボ押しがおすすめです。万能のツボともよばれるものでは、足の裏の真ん中あたりにある「湧泉(ゆうせん)」や、ふくらはぎの外側で膝の皿から指4本分下にある「足の三里(あしのさんり)」があげられます。
ひざの裏の「委中(いちゅう)」、太ももの内側の「「無名穴(むめいけつ)」も足のむくみを解消するツボで、両手で足をつかむようにして親指や中指を使って押していきます。
湧泉は足の裏で指ではなかなか力が入りにくいので、市販されているツボ押し用の棒状の器具を使うと楽に押すことができます。しかし関節が固くなるなどして、足の裏を自分で触れないケースもよくあります。
その場合は椅子に座った状態で、要らなくなったゴルフボールを足の裏でころころと転がすように踏むことで代用できます。
足の裏には他にもたくさんのツボがあり反射区が集中しているので、マッサージすることはおすすめです。ゴルフボールは転がりやすいため、小さめの洗濯ネットに2~3個入れた状態で踏み転がすと扱いやすくなります。
毎日の習慣にしたい5分でできる足のむくみ解消法
リンパ管を刺激することでリンパ液の流れをよくして、足のむくみを解消する方法にリンパマッサージがあります。足のリンパ管は皮膚のすぐ下の浅い部分にあるので、刺激するにはツボ押しのように力を入れるのではなく、やさしい押し加減で流すようにさすります。
リンパ液は血液と同様に最終的に心臓へ戻るので、リンパマッサージで流れを助けるわけですが、むくんでいる部分だけをマッサージするより、全身の流れを意識したほうが効果的です。
具体的には、まず一番に鎖骨、そして耳の下、わきの下、足の付け根、ひざ、のリンパが集中して滞りやすいリンパ節をマッサージし、そのあと、つま先から膝方向にふくらはぎを、膝から足の付け根方向に太ももをマッサージします。
左右10回ずつゆっくり行っても5分かからないので、毎日行える手軽さです。リンパマッサージはツボ押しや他のストレッチなどの運動と組み合わせて行うと、さらに効果的なので、寝る前の5分など、時間を決めて行うことがおすすめです。
足がむくんだと感じてから、即効で対処することはもちろん大切ですが、むくみがひどくなる前に予防で対処できていれば、むくみかけたときにツボ押しやリンパマッサージをすることで、即効で解消しやすくなります。
まとめ
つらい足のむくみを即効で解消する方法
まずは足がむくむ原因を知る
即効で足のむくみを解消するには
毎日の習慣にしたい5分でできる足のむくみ解消法