「つらい足のむくみにおすすめの解消グッズ(前編)」では、足のむくみの原因や解消法についてご説明いたしました。後編では、 足のむくみ の 解消グッズ をご紹介いたします。
いずれのレッグマッサージャーも高齢者が使用する場合には骨粗鬆症や骨折、ねんざに注意しましょう。
つらい足のむくみにおすすめの解消グッズ(後編)
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着圧ソックス
入院して手術したことのある方は手術後の安静期間に血栓予防のために着圧ソックスを履いた経験があるという場合があるかもしれません。
着圧ソックスは血栓予防だけではなく、足のむくみにも効果があります。実際に病院のナースさんがむくみ予防のために履いていることもある、優れものなのです。
着圧ソックスは医療用のものでなくても、最近では「弾性ストッキング」「美脚タイツ」などの名前でいろいろなメーカーから発売されていますので手に入りやすくなっています。
ゴルフボール数個を入れた布の巾着袋
ゴルフボールを使うと椅子に座ったまま足の裏を適度な力加減で刺激することができます。袋に入れていないと足裏で転がしているうちに、滑ってコロコロと転がっていってしまうことがあるので、布の袋に入れるのがおすすめなのです。
1個でもかまいませんが、3つ4つ入れていると、同時にいろいろな部分を刺激することができるので便利です。
ゴルフボールが手に入らない場合は、ラップの芯を使ってもよいですが、前後にしか動かせないので刺激する部分が限られてしまいます。
フットマッサージャー
足の裏を刺激することによるマッサージ効果があるものです。
例えば、回転する2つのもみ玉が足裏をマッサージしてくれ、ヒーターボタンを押すともみ玉に内臓されているヒーターが作動し、足を温める機能もついているものや、足の裏だけでなく、ふくらはぎや太ももに乗せ変えて使えるタイプのものなどもあります。
いろいろなメーカーからいろいろな形のものが発売されているので、どれが自分に合いそうなのか迷うところですが、足の裏だけならゴルフボールでちょうどいいと感じる方は、フットマッサージャーではなく、ふくらはぎに効果が出るタイプ(レッグマッサージャー)を検討するのもおすすめです。
レッグマッサージャー
ふくらはぎ、太ももを刺激することによるマッサージ効果のあるものです。本来、フット(foot)は靴を履く部分で、それより上の脚はレッグ(leg)といいます。
なので、レッグマッサージャーというべきところなのですが、日本では「足」と「脚」をきちんと英語で使い分けないケースが多いため、ふくらばぎや太もものマッサージャーのことを「フットマッサージャー」とひとくくりにされていることが多いようです。
レッグマッサージャーには、脚全体を覆う長さの、空気の入った袋のような長ぐつを両足にはき、スイッチを入れることで空気による加圧を繰り返す、医療機関で使用されているエアーマッサージ器のように本格的なもので高額のものや、家庭用向けのもあります。
その他、ふくらはぎ部分だけを巻いて使うもの、据え置き式で膝下を機械に合わせて座ってつかうもの、ブーツ型のものなど、いろいろなメーカーからいろいろな種類のものが発売されています。
いずれのレッグマッサージャーも高齢者が使用する場合には骨粗鬆症に注意し、骨折やねんざのおそれがある場合には使用しないほうがよいこと、むくみの部分に虫さされなどの炎症がある場合には、蜂窩織炎(ほうかしきえん)をおこす危険があるので、避けるなど注意が必要です。
また、麻痺などがあって自分で圧力の状態が認識できない場合にも、医師の指示に従って使用することをおすすめします。
もしもいろいろ試してみても改善しない場合には運動不足だけではなく、肝臓や腎臓、心臓などの病気が原因のこともあるので、受診することをおすすめします。
まとめ
つらい足のむくみにおすすめの解消グッズ(後編)
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