大腸がんは症状が出たときには、大腸がんがかなり進行していることもあるというのはご存知でしょうか。大腸がんが気になったら、すぐにでも症状をチェックしてみませんか。 大腸がん の 症状 と チェック 方法について詳しくご説明いたします。
早期が肝心!大腸がんの症状をチェック
大腸がんは治せる病気なのに死亡者数上位
年間の病気で亡くなられる方の死因で最も多いの「がん」です。その中でも大腸がんは上位を占めており、女性においてはがんの死因の首位になっています。
大腸がんは治せる病気なのですが、なぜこんなにも死亡者数が多いのかというと、初期には症状が見られない場合がほとんどだからです。
2013年の厚生労働省が発表した受療行動調査によると、病院で大腸がんと診断された約4割もの方に自覚症状が全くなかったのです。
大腸がんにおいては、無症状で進行してしまうため発見が遅れ、発見された時には全身に浸潤してしまっていたということも少なくないのです。早期に発見、早期治療が出来れば、高確率での生存が見込めるのです。
大腸がんの初期症状とは
大腸がんの初期症状を感じ取ることはできないといっても過言ではありません。大腸がんがゆっくりと進行してきて、初めて自覚できることが多いようです。初期症状がなく経過するということを忘れてはなりません。
大腸がんが進行してきた場合に出る症状には、腹部状態、排便の変化に加えて、心当たりのない体重減少や貧血などです。大腸がんは、初期に発見されれば内視鏡などの比較的体への侵襲が少ない方法で手術することも可能です。
大腸がんのステージ0~2くらいまでは、病院で定期的な検査をしていない限りは発見が難しいのではないでしょうか。
大腸がんの症状がないかチェック
大腸がんに罹患された方で、出血が長年の「痔」だと思っていたという方がとっても多いそうです。他にも、慢性虫垂炎だと思っていたら大腸がんだったというケースも存在します。大腸がんは、大腸のどの部分で発生したかにもよって出現する症状が変わってきます。
主な症状には、鮮血便や黒色便・下血・便秘と下痢を交互に繰り返すなどです。大腸がんが進行してくると、腹部にしこりを生ずるために触知できるようになります。腫瘍が大きくなり、腸管が閉塞して腸閉塞を起こすこともあります。
規則正しい排便が見られない・排便が細い方や出血を伴うなどの排便異常がある方、今までにない腹痛やしこりを感じることがある方は早めに受診し検査をされることをおすすめします。
心当たる生活習慣の方は大腸がんのリスク増
食生活の変化に伴い、大腸がんが急増しているのは言うまでもありません。大腸がんの発症年齢分布で、最も多いのが60代、次いで70代、50代となっています。
大腸がんは生活習慣と密接な関係にあるといわれています。高血圧や糖尿病に並んで肥満は多くの生活習慣病とも関連があります。
食生活が、偏った食事になりがちで野菜や果物の摂取が350グラム未満、赤身肉や加工肉をよく食べる方、常用的に飲酒する習慣のある方は注意が必要です。肥満や運動不足になっている方も同様で、40歳以降大腸がん検診を受けたことがない方は大腸がん検診の検討が必要です。
大腸がん発見には検診が有効な手立て
大腸がんが無症状で経過することから、大腸がん検診が早期発見の上でいかに有効な検査法であるかがわかります。検便検査も有効で、便中に血液が混ざっていないかを検査する方法もあります。見えない部分であり、進行がゆっくりであってもがんが進行してしまえば命に関わる問題です。
生活習慣の見直しも必要ですが、定期的な検診および検査の中で早期発見に心掛け、ご自身の体に興味をもち変化や異常があったら、相談できるかかりつけ医を持つことではないでしょうか。
まとめ
早期が肝心!大腸がんの症状をチェック
大腸がんは治せる病気なのに死亡者数1位
大腸がんの初期症状とは
大腸がんの症状がないかチェック
心当たる生活習慣の方は大腸がんのリスク増
大腸がん検診が有効な手立て