大腸がんは日本では増加傾向にあり、癌の部位別の死亡率で大腸がんは女性で第1位、男性で第3位となっています。このような 大腸がん を 予防 するにはどうすればいいんでしょうか。
大腸がんになりやすい生活習慣や、大腸がんの予防に効果的だと言われていることを紹介します。まずはできることから、大腸がんのリスクを抑えることのできる生活習慣に変えていきましょう。
大腸がんの予防に効果的なものとは?
まず大腸がんの原因を考えてみよう
大腸がんを予防しようと思えば、まず大腸がんの原因を考える必要があります。一般的に言われている大腸がんの原因となる要因には、食生活、飲酒と喫煙、運動不足、遺伝的要素などがあります。
これら大腸がんの原因となるものを生活の中からできるだけ排除することが、大腸がんの予防につながると言えるのではないでしょうか。
大腸がんを予防する食生活とは?
大腸がんを予防する食生活とはどのようなものなんでしょうか?大腸がんになりやすい食生活といえば、欧米化した食事メニューがよくあげられます。脂肪が多く、繊維質の少ない食事は大腸がんのリスクを高めると言われています。
したがって、和食中心のメニューは大腸がんを予防するための食事としてはとても好ましい内容と言えるのではないでしょうか。それから、インスタント食品やスナック菓子、加工食品などもできるだけ避けるということも大切です。
腸内環境を整える食事
腸内環境を整えるというのも大腸がんの予防には重要だと言われています。腸内環境とは腸内細菌のバランスのことで、善玉菌や悪玉菌としてテレビなどで紹介されているのをご覧になった方も多いと思います。
腸内細菌のバランスを整えるには善玉菌を増やす必要があるんですが、そのために有効だと言われている食品に、善玉菌を含むヨーグルトや納豆を食事に取り入れること。そして腸内細菌の食べ物となる食物繊維を多く含む食材をより多く食べることなどがあります。
また、納豆に限らず大豆には大腸がんを防ぐのに役立つと言われるイソフラボンや、善玉菌のえさとなるオリゴ糖、食物繊維などを含んでいます。また、味噌にはがん細胞の増殖を抑える成分であるフラボノイドの一種が含まれているので、味噌汁を毎日飲むことも大切です。
大腸がんの予防には禁煙
大腸がんに限らず癌の要因として重視されているのが喫煙です。 癌を予防するのに禁煙が重要な要素となることは、ずっと前から言われていますね。でも、なかなかやめられないのがタバコであることも知られています。
最近では大きな病院には禁煙外来を設けているところも増えていますので、無理なく禁煙を続けられるように医療保険を使って上手に取り組むのも選択肢のひとつです。
運動はとても効果的!
大腸がんの予防に適度な運動はとても効果的だと言われています。毎日1時間程度歩き、週に1回は汗が少し出る程度の運動をするという習慣が推奨されており、大腸がんの予防にはとても効果があるようです。
適度な運動をしている人は、全く運動していない人の約3分の1しか大腸がんにならないと言われています。適度な運動は肥満になることも防ぎ、さらに免疫力も高めるなどさまざまな効果が期待できます。
カルシウムとビタミンDの摂取
カルシウムとビタミンDの摂取が大腸がんの予防に関連しているという研究があるそうです。まだあまり知られていないようですが、カルシウムを摂取することが大腸がんの発生を抑制することが比較実験によって確認されているそうです。
1日に700mgのカルシウムを摂取することで効果が期待できるそうです。また、カルシウムを吸収するにはビタミンDが不可欠であるため、両方を摂取することで、さらに相乗的な効果が期待できると言われています。
まとめ
大腸がんの予防に効果的なものとは?
まず大腸がんの原因を考えてみよう
大腸がんを予防する食生活とは?
腸内環境を整える食事
大腸がんの予防には禁煙
運動はとても効果的!
カルシウムとビタミンDの摂取