高齢者の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
現在の場所:ホーム / 鼻の疾患 / 副鼻腔炎 / 内視鏡でOK?副鼻腔炎の手術について知りましょう

内視鏡でOK?副鼻腔炎の手術について知りましょう

hach

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

fukubikuuen shujutsu

副鼻腔炎 になると、まずは、服薬、噴霧・吸入をする、洗浄をするなどの保存治療を受けます。それでもなおらないときは 手術 が必要になる場合があります。

昔に比べると手術方法は格段に進歩しています。状態によっては日帰りも可能になった現在の手術方法についてまとめました。


スポンサードリンク

内視鏡でOK?副鼻腔炎の手術について知りましょう


- 目次 -

  • 副鼻腔炎とはどんな病気でしょう?
  • 副鼻腔炎になるとどんな治療をするのでしょう
  • どんな状態だと手術をすすめられるのでしょうか?
  • 手術はどんな方法が主流でしょうか

副鼻腔炎とはどんな病気でしょう?

副鼻腔炎は頭部(頬、顔、目や鼻のまわりなど)にある副鼻腔と呼ばれる骨で囲まれた空洞内で炎症が起きる病気です。この炎症が長引き、慢性的になると蓄膿症と呼ばれる慢性副鼻腔炎になります。

症状としては鼻水(粘度のある黄色の鼻水)、鼻づまり、頭痛などが一般的です。命にかかわる病気ではありませんが、口呼吸を繰り返すことから起こる全身疾患を引き起こす可能性もあり、早めの治療が望ましいでしょう。


副鼻腔炎になるとどんな治療をするのでしょう

風邪を引いて、鼻水・鼻づまりといった鼻症状が2週間以上も続いたら、副鼻腔炎を起こしている可能性があります。早めに耳鼻科を受診しましょう。レントゲンや内視鏡で検査を受ければ、副鼻腔炎かどうかはすぐにわかります。

副鼻腔に膿が溜まると、その部分が白く写るからです。診断がおりれば、治療が始まります。マクロライド療法と呼ばれる抗生物質の服薬が一般的です。鼻水をおさえたり、炎症を起こしにくくする作用があります。

また細菌を殺すだけでなく鼻の中の自浄作用を高める効果もあるからです。少量づつを長期(数か月~半年)にわたって服薬することで、治癒が期待できます。

またネブライザーという機械を使用し、薬液を細かい霧状にして鼻や口から噴霧・吸入を行います。副鼻腔に溜まった膿を吸引して清掃し、生理食塩水を使って溜まった膿を吸い出す洗浄(排膿治療)なども行われます。


どんな状態だと手術をすすめられるのでしょうか?

  • 慢性副鼻腔炎が悪化しており、薬物治療では、あまり改善がない場合
  • 慢性副鼻腔炎を繰り返し再発する場合
  • 鼻茸(ポリープ)ができている場合
  • 高度の鼻中隔湾曲症がある場合(鼻の中を左右にわけている鼻中隔が曲がっている)
  • 好酸球性副鼻腔炎の場合(薬がききにくい難治性副鼻腔炎)

などといった場合が手術的治療の対象になりやすく、手術をすすめられる状態です。

顔にメスを入れて頬骨を削るなどといった大がかりで痛い手術が主流だった昔と違い、現在では医療の進歩により、体への負担が少ない内視鏡手術が主体となっており、患者が受けるダメージは身体的にも経済的にも軽くなっています。


手術はどんな方法が主流でしょうか

内視鏡下副鼻腔手術(ESS)

ESSは、現在もっとも多く行われている手術方法です。麻酔をかけた上で、鼻の穴から内視鏡を入れて、モニターで確認をしながら、病巣粘膜やポリープを取り除く方法です。

また膿や出血、分泌物、ポリープなどを吸引しながら削り取ることができる手術機器も開発されたことにより、さらに手術時間が短縮され、患者への身体的・時間的負担は大幅に軽くなっています。

従来の手術方式だと鼻の左右両側を手術すると2~3週間の入院が必要でした。また、術後の痛みも強く出血も多くみられ大変でしたがESSだと軽い場合なら日帰りも可能になっています。平均入院日数は2、3日~1週間程度と短くなっています。

内視鏡下鼻内整復術

副鼻腔炎悪化の要因のひとつとして、鼻中隔・中甲介・下甲介という薄い骨や軟骨でできた鼻の中の構造物が鼻のとおりを邪魔して鼻づまりを引き起こしていることがあります。これらの場合も内視鏡で手術をすることが可能です。

骨構造を改善するために切開し、不要部分を切除したあと縫合する手術となります。

外科手術

顔にメスを入れて切開し、骨を削り、鼻腔内の膿や病巣粘膜を取り除く従来どおりの方法です。手術する副鼻腔の位置により、上歯茎・額(眉の周辺)・鼻の根元を切開することになります。

患者への身体的ダメージも大きく、時間・費用も大きくなりますが、重症の副鼻腔炎にも効果が見られ、手術時の視野が確保されているため、他の病気を併発しているときには発見しやすいというメリットがあります。

医学は日々進歩しています。手術の方法もどんどん負担軽減ができる方向に向かっています。副鼻腔炎が疑われるなら、早めに耳鼻科を受診して、医師に相談することが大切です。

スポンサードリンク

まとめ

内視鏡でOK?副鼻腔炎の手術について知りましょう
副鼻腔炎とはどんな病気でしょう?
副鼻腔炎になるとどんな治療をするのでしょう
どんな状態だと手術をすすめられるのでしょうか?
手術はどんな方法が主流でしょうか

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: 副鼻腔炎 関連タグ:副鼻腔炎, 手術

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 慢性的な疾病
    • 高血圧症
    • 糖尿病
    • 血圧・血流
    • 高脂血症
    • 肥満
    • 鈍痛
  • 入院
    • 余命宣告
    • 寝たきり度
    • リハビリテーション
    • 敗血症
    • 人工呼吸
  • 介護
    • 食事制限
    • サプリ
    • 看取り
  • 検査
    • 血液検査
    • コレステロール
    • アミラーゼ
    • 画像診断
  • 胃腸系の疾病
    • 胃がん
    • 膵臓がん
    • 大腸がん
    • 胃潰瘍
    • 胆嚢癌
    • 十二指腸潰瘍
    • 下血
    • 便秘
    • 腸閉塞
    • 潰瘍性大腸炎
    • 膵炎
    • 急性膵炎
    • クローン病
    • 膵管内乳頭粘液性腫瘍
    • 下痢
    • 胃ろう
    • 胃下垂
    • 逆流性食道炎
    • 過敏性腸症候群
  • 心臓系の疾病
    • 狭心症
    • 心筋梗塞
    • 動悸
    • 拡張型心筋症
    • 不整脈
    • 慢性心不全
    • 心臓弁膜症
    • 心肥大
    • 心房細動
    • 虚血性心不全
    • 肥大型心筋症
    • 心筋炎
    • 期外収縮
  • 呼吸器系の疾病
    • 咳
    • 肺炎
    • 肺炎球菌
    • 気管支喘息
    • 肺気種
    • 肺結核
    • 肺気胸
    • 呼吸
    • トリコスポロン
    • 肺がん
  • 脳の疾病
    • 脳梗塞
    • 脳出血
    • くも膜下出血
    • 脳卒中
    • 脳血栓
    • 物忘れ
    • 認知症
    • アルツハイマー
    • 脳血管性認知症
    • 髄膜炎
    • 偏頭痛
    • 脳血管障害
    • パーキンソン病
    • 脊髄小脳変性症
  • 肝臓系の疾病
    • 肝臓癌
    • 肝炎
    • 肝硬変
    • ハーボニー
    • 脂肪肝
    • 胆石症
    • 胆嚢炎
    • 胆嚢
    • 胆嚢ポリープ
    • 腹水
    • 黄疸
  • 血管外科
    • 血管
    • 動脈硬化
    • 動脈解離
    • 腹部大動脈瘤
    • 下肢静脈瘤
    • 閉塞性動脈硬化症
    • 血管腫
  • 泌尿器系の疾病
    • 痛風
    • 膀胱炎
    • 尿路感染症
    • 過活動膀胱
    • 膀胱がん
    • 尿管結石
    • 尿路結石
    • 尿崩症
    • 前立腺肥大症
    • 慢性腎不全
    • 腎結石
    • 腎臓がん
  • 喉
    • いびき
    • 下咽頭癌
    • 痰
    • 食道癌
  • 皮膚の疾病
    • 帯状疱疹
    • 蕁麻疹
    • 水虫
    • 痔
    • 痔ろう
    • 疥癬
    • 乾癬
    • 脂漏性角化症
    • カンジダ症
    • 褥瘡
    • 蜂窩織炎
    • 掌蹠膿疱症
    • 貨幣状湿疹
    • 類天疱瘡
    • ほくろ
    • メラノーマ
    • 皮膚掻痒症
  • アレルギー
  • めまい
    • 立ちくらみ
    • 目がチカチカする
    • 良性発作性頭位めまい症
  • 耳
    • 突発性難聴
    • 三半規管
    • 外耳炎
    • 外耳道炎
  • 血液疾患
    • 鉄欠乏性貧血
    • 頭がぼーっとする
  • 口腔内
    • 味覚
    • 歯茎
    • 歯周病
    • 歯ぎしり
    • 口呼吸
    • 口腔癌
    • 口内炎
    • 口角炎
  • 目の疾病
    • 白内障
    • 緑内障
    • 加齢黄斑変性
    • ものもらい
    • 黄斑上膜
    • 黄斑前膜
  • 鼻の疾患
    • 副鼻腔炎
    • 後鼻漏
  • 神経疾患
    • 肋間神経痛
    • 聴神経腫瘍
    • 筋萎縮性側索硬化症
    • 線維筋痛症
    • 迷走神経反射
  • 甲状腺の疾病
    • 副甲状腺機能亢進症
  • 関節・骨の疾病
    • 肩の痛み
    • 腰痛
    • 関節リウマチ
    • 椎間板ヘルニア
    • 坐骨神経痛
    • 骨粗鬆症
    • 腰椎すべり症
    • 脊柱管狭窄症
    • 腰椎分離症
    • 腰部脊柱管狭窄症
    • 変形性脊椎症
    • 変形性関節症
    • 化膿性脊椎炎
    • 掌蹠膿疱症性骨関節炎
  • 足
    • こむら返り
    • 足のむくみ
  • 顔面麻痺
    • ベル麻痺
    • ハント症候群
  • 心の病気
    • 睡眠
    • うつ病
  • その他
    • 総合診療科
    • セカンドオピニオン
    • 加齢臭
  • 薬剤
  • 食いしばり

Copyright © 2025 koureisya-byouki-iroha.com