「侮れない外耳炎!高齢者の注意する点と適切な薬の使い方(前編)」では、外耳炎に効果のある市販薬についてご紹介いたしました。後編では、 外耳炎 で病院で処方される 薬 や処置についてご紹介いたします。
侮れない外耳炎!高齢者の注意する点と適切な薬の使い方(後編)
外耳炎の病院での処置・処方される薬や治療法について
外耳炎で耳鼻科にかかると、まず吸引器で耳だれなど分泌物を吸い出した後、消毒をします。膿がたまっている場合は切開して排出させることもあります。その後軟膏などを塗り、症状の重さによって薬も処方されます。
この時処方される薬はタリビット耳科用液やリンデロンの点耳薬・軟膏などになります。いずれも強い効きめのために副作用もある薬ですので、くれぐれも医師の処方を守って正しく使用してください。
また、ここでも軟膏の塗布の際は指を使わずに綿棒を使用しましょう。患部を気にして指でさわってしまうのもよくありません。とにかく手指には雑菌が多いのです。
なお悪性外耳道炎では入院治療が原則となります。早期発見・早期治療が悪性外耳道炎にはもっとも有効な手段です。繰り返しますが高齢で糖尿病の方は特に注意するようにしてください。
日頃からの注意が大切!外耳炎を予防する方法とは?
恐ろしい悪性外耳道炎にならないためにも、また普通の外耳炎だったとしても不快な症状を避けるために、日頃からの行動で外耳炎を予防することが大切です。
実は外耳炎の原因でもっとも多いのは耳掃除をやりすぎることです。耳はとてもデリケートな部分ですので、掃除はほんの入り口の部分だけでかまわないというのが医師の見解です。
耳かきで耳の奥の方までかくと一時的にすっきりした気分になりますが、かけばかくほどかゆみを呼ぶ、というパターンが多いです。
また耳かきを使わず指で耳の中をかくのもよくないです。手指の雑菌で容易に細菌感染を引き起こしてしまいます。耳掃除は清潔な綿棒でほんの入り口のみを、月に一回程度にとどめておくのが望ましいでしょう。
まとめ
侮れない外耳炎!高齢者の注意する点と適切な薬の使い方(後編)
外耳炎の病院での処置・処方される薬や治療法について
日頃からの注意が大切!外耳炎を予防する方法とは?