ハーボニーは、副作用が少なく画期的な治療法と位置づけされています。難治とされる1型C型肝炎の治療のためにわりと早くに認可が下りた薬で、ハーボニーは、今後も事例経過を継続調査対象で既存の副作用及び新たな副作用の発症に気をつける必要があります。
ハーボニー の 副作用 のリスクについてご説明いたします。
新薬ハーボニーの副作用と継続される薬効研究(前編)
ハーボニー服用による軽度副作用
ハーボニーを服用者が主訴した中で、軽度とされた副作用は鼻咽頭炎・貧血・頭痛・倦怠感・疲労感・皮膚掻痒感・口内炎・吐気・食欲不振・便秘です。これらの副作用は治療を開始した全体の約80%が何らかの副作用の出現がみられています。
ハーボニーの副作用は他の肝炎治療のインターフェロン療法と異なり、比較的に症状が軽いと言われています。
ハーボニーも臨床試験の中で繰り返し安全性や効果の確認を経ていますが、臨床試験の人数にも上限があります。年代や性別、未治療、既治療など平均的な調査・研究をしています。
しかし新薬は販売後も全ての人に対する有効性と安全性の観点から副作用の有無を含め、さまざまなデータを数年に渡って追跡していく必要があります。副作用が軽度であってもこれから新たな副作用が出現しないとは言い切れないのです。
ハーボニー服用による重篤な副作用
ハーボニーは重篤な副作用が少ないと言われていましたが、2016年7月に新たに追記された項目が重度の高血圧、脳血管障害(脳梗塞、脳出血)です。
この症状の前兆として片側手足の麻痺・口の歪み・言語障害・物が二重に見えたりする視野異常や視野一部欠損・一時的な意識障害に注意する必要があります。
ハーボニーが処方されるようになり、併存疾患が関与した可能性がある死亡例を除き、2015年9月~2016年2月の追跡調査では151例中高血圧が5件、脳血管障害が11件の副作用を発症しています。
服用開始後に症状が出現した場合には程度の有無に関わらず、自己判断は避けて医師に相談することが望ましく、服用開始からその後しばらくは出現に留意しておく必要があります。
まとめ
新薬ハーボニーの副作用と継続される薬効研究(前編)
ハーボニー服用による軽度副作用
ハーボニー服用による重篤な副作用