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大きくなるほくろのガン化するリスク

kuu

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hokuro ookikunaru

昔と見比べたときに、ほくろの大きさが変わっているということがあります。ほくろが大きくなる理由や、ほくろだと思っていたら癌だったということも少なくありません。

大きくなる ほくろ について詳しくご説明いたします。


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大きくなるほくろの癌化するリスク


- 目次 -

  • ほくろの成り立ちとは?
  • ほくろの種類について
  • ほくろが癌化?メラノーマは4病型
  • 注意したい大きくなるほくろの症状の目安
  • 大きくなるほくろに類似している皮膚疾患
  • ほくろは治療が可能!医師に相談を

ほくろの成り立ちとは?

ほくろはメラニン色素を含む細胞の一種「メラノサイト」が集まったものです。人間の体は細胞で構成されており、メラノサイトは太陽などの紫外線から、体の細胞をを守る働きをしています。

メラノサイトは役割を終えると、角質層となり本来は自然になくなりますが、何らかの形で皮膚上に蓄積され、タンパク質と結合し酸化することで黒く見えるようになります。

ほくろを一般的に皮膚上の奇形を指す「母斑(ぼはん)」と慣用的に呼びますが、メラノサイトだけのほくろは「単純黒子(こくし)」と書きます。


ほくろの種類について

ほくろは大きく2つに分類できますが、単純黒子と色素性母斑です。色素性母斑をさらに細かくみると4つに分類することができます。メラノサイト系母斑・上皮細胞母斑・間葉細胞系母斑・色素異常を伴うその他の母斑です。

メラノサイトが重なってできたほくろは、徐々に大きくなります。これが色素性母斑です。ほくろの色も、肌の色と同じものから茶色、黒色など実に多様です。


ほくろが癌化?メラノーマは4病型

色素性母斑が小さなほくろであれば、問題はないのですが巨大性色素性母斑は癌化する確率が高く、皮膚がんの中で根治しにくい悪性黒色腫(メラノーマ)に注意が必要です。メラノーマは4病型、末端黒子型・悪性黒子型・表在拡大型・結節型に分類できます。

末端黒子型は爪や足裏に多く見られ、数年かけて腫瘤や結節を生じるようになります。発症した日本人の40~50%がこの病型です。

悪性黒子型はほくろの境界が不均一で高齢者の顔面に多く見られます。比較的、進行がゆっくりで10年位経過すると、平坦であったほくろに結節や腫瘤が生じてきます。日光に曝露する部分に多いため、紫外線が原因ではないかと言われていますが、定かではありません。

表在拡大型の好発部位はなく、体のどこにでも発症する可能性があります。シミのようなほくろが、隆起し境界が不鮮明で濃淡のまだら模様を形成します。進行は遅いと言われています。白人に多いと言われており、紫外線との因果関係は不明ですが有力とされています。

結節型も全身のどこにでも発症します。周囲に色素斑を形成しないことが多く、中には黒色やまだら模様が見られることもあります。色素斑がなく、結節や腫瘤ができることがほとんどです。比較的に悪性度が高い病型です。

日本皮膚悪性腫瘍学会によると10万人に1~2人の割合で発症しますが、軽微ながらも増加傾向にある疾患です。


注意したい大きくなるほくろの症状の目安

ほくろがが大きくなるものの中にも良性であるものも存在します。ほくろが良性なのか悪性なのか、自己判断はできません。

急に大きくなったほくろには注意が必要で、直径が6mmを超えるもの、ほくろにさまざまな色が混じっている場合や形が均等ではなくいびつな形をしている場合や境界線がはっきりせず、浸出液や出血が見られる時には診察をしてもらうことが肝心です。

加齢と共に、顔にはシミやほくろなどが増えてきます。ほくろだと思ってたら、違ったということも少なくありません。年齢のせいにせずに、診てもらうことも健康管理の一つではないでしょうか。


大きくなるほくろに類似している皮膚疾患

大きくなるほくろに似た疾患は、多く存在します。脂漏性角化症・血管腫・皮膚繊維腫・基底細胞癌・有棘細胞癌などです。脂漏性角化症は大きいもので2~3cmほどになり、肌色や褐色、黒色で、「年寄りイボ」などと呼ばれます。血管腫は唇にできると黒ずんで見えることがあります。

皮膚繊維腫は皮膚を作る線維芽細胞が増殖しできる良性腫瘍です。基底細胞癌は皮膚の毛包にある一部の細胞が増殖し続ける癌です。日本人は黒く見えることが多く、進行すると潰瘍化しやすく出血傾向になります。

有棘細胞癌は上皮細胞癌とも呼ばれ、イボのような腫瘤を形成し、潰瘍化し悪臭を放ちます。ほくろが大きくなるようなら、必ず受診し、何なのかを確かめておくことが必要です。


ほくろは治療が可能!医師に相談を

ほくろが大きくくなってくると、支障が出る方もおられると思います。ほくろは癌でなくても、取り除くことが可能です。電気やレーザー、メスなどで切除するのが一般的です。ほくろの大きさにもよって金額は変わりますが、保険適用です。

生活に支障があるという方は一度、医師に相談してみるといいでしょう。皮膚科や形成外科・整形外科などで相談が可能です。

大きいほくろの場合に、切除後に病理検査をする場合もあります。切除後は、通院して経過観察をしながら、軟膏塗布で様子をみます。傷口自体は直ぐにふさがりますが、発赤は2~3か月ほど残ると考えておくと無難でしょう。

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まとめ

大きくなるほくろのガン化するリスク
気になる!ほくろが大きくなる
ほくろの成り立ちとは?
ほくろの種類について
ほくろが癌化?メラノーマは4病型
注意したい大きくなるほくろの症状の目安
大きくなるほくろに類似している皮膚疾患
ほくろは治療が可能!医師に相談を

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