いびきは不健康な方がかくことが多いといわれ、いびきをかく根本的な原因は気道がせまくなることにあるようです。
いびき防止 のための対策をとることで、いびきを解消することができるでしょう。しかし重度ないびきの場合、命にかかわる病気がひそんでいる可能性もあるのです。
いびきは重病の可能性も|いびき防止に必要な4つの対策
いびきをかくメカニズムとは
いびきを防止するためには、まずいびきのメカニズムを知ることが重要となります。そもそもいびきは、空気の通り道である「気道」がせまくなることによりおきます。
せまくなった気道に空気が流れると、空気の抵抗が大きくなるのです。そして空気の抵抗がある際に、粘膜も大きく振動することにより大きないびきが生じてしまいます。つまりいびきの根本的な原因は、「気道がせまくなる原因」ともいえるでしょう。
しかし気道がせまくなる原因はさまざまであり、いびきを防止するためには具体的に知る必要があるといえるのではないでしょうか。
いびきをかく具体的な原因
いびきをかく具体的な原因は、以下の4つです。
肥満
太っている方は、首まわり、舌に脂肪がついていることが非常に多いといわれています。そして首まわりや舌に脂肪がついているため、気道がせまくなってしまうのです。
就寝中に舌が脂肪の重みにより、喉の奥に行ってしまいます。その場合、気道がさらにせまくなってしまうためいびきをかいてしまいます。
運動不足
肥満でなくとも運動不足により、首まわりに脂肪がついている方もいびきをかく原因となります。運動不足の方は舌をささえる筋肉や、首をささえる筋肉の筋力が低下していることが多いのです。
舌をささえる筋力が低下していることにより、就寝時に舌が喉の奥にいってしまいます。そして気道がせまくなるため、いびきをかく原因となってしまうようです。
加齢
加齢によっても喉の筋力がおとろえ、舌が落ち込みやすくなります。やはりこの場合も気道がせまくなることにより、いびきをかいてしまうといえるでしょう。
単純性のいびき
気道がせまくなる原因ではありませんが、こちらは「一時的に」いびきをかく原因となります。主に飲酒やカゼ、鼻つまりや疲労によっていびきをかいてしまうケースも少なくありません。
しかしこちらに関しては上記の原因を解消することにより、いびきをかくことはなくなるといえるでしょう。
いびきを防止するために必要な4つの対策
肥満の方は減量を
肥満の方は定期的な運動をこころがけ、食生活の見直しをして体重を落としましょう。目安としては、「現在の体重から5%の減量」が望ましいといわれています。ですからそれを目標に減量をするべきといえます。
横向きの体勢で睡眠をする
仰向けで睡眠をした場合、重力によって舌が落ち込みやすくなるために気道がせまくなってしまいます。そのため横向きの体勢で睡眠をすることが望ましいといえるでしょう。
就寝前の飲酒はひかえる
飲酒をすることにより、全身の筋肉はゆるくなります。当然ながら舌の筋肉もゆるくなりますから、舌が落ち込みいびきの原因となってしまうのです。そして飲酒によって普段いびきをかかない方も、就寝中にいびきをかくケースが非常に多いといわれています。
したがって就寝前の飲酒を控えることにより、いびきを防止することができるといえるのではないでしょうか。
- いびき体操をおこなう
- いびき体操は以下の手順となります。
- 舌を前に出す
- 舌を回転させる
- 舌を持ち上げる
- 舌をそる
いびき体操は、いびき防止において非常に有効といわれているようですから、取り入れることを検討しましょう。
治らない場合は病院へ
就寝時、常にいびきをかいて周りから指摘されるほどの大きないびきをかいているのであれば、病院で一度診てもらうことも必要かもしれません。なぜなら、病気のうたがいがあるからです。
以下の症状がある場合、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。
- 起きたときに頭痛がする
- 日中に強い眠気や疲労感をおぼえる
- 集中力がいちじるしく欠けている自覚がある
また睡眠時無呼吸症候群は、ほかの重病を合併してしまうケースもあり、命にかかわるといっても過言ではありません。上記の症状にこころあたりがありましたら、手遅れになる前に受診をするべきでしょう。
まとめ
いびきは重病の可能性も|いびき防止に必要な4つの対策
いびきをかくメカニズムとは
いびきをかく具体的な原因
いびきを防止するために必要な4つの対策
治らない場合は病院へ