「早期発見したい!見逃したくない胃がんの初期症状(前編)」では、 胃がんの初期症状 についてお伝えいたしました。後編では、高齢者における胃がんの治療方法についてお伝えいたします。
早期発見したい!見逃したくない胃がんの初期症状(後編)
高齢者のがん治療における治療法の選択について
高齢者のがん治療にはさまざまな問題があるといわれています。若い人と比較すると体力が低下しているために手術を受けること自体が身体に大きな負担となるために、手術をするかどうかということが問題になることが多くなっているのが現状です。
高齢の方は、高血圧や糖尿病などの病気をもっていらっしゃる場合も多く、何らかの薬を常用しているケースも多いため、抗がん剤との相互作用について注意が必要になるようです。
高齢者はがんの進行が比較的緩やかであるといわれています。
そのため、無理に手術によって病巣を切除したり、強い副作用に苦しみながら抗がん剤を服用するのではなく、免疫療法や代替療法などの負担の軽い治療法を選択するということも大変意義のある選択になります。
これらの治療は病状の劇的な改善は期待できなくても、副作用のリスクが少なく、体力の低下しているご高齢の患者の方でも安心してうけることのできる治療です。
がんを完全に治すということはひとつの目標にはなりますが、胃を全部摘出して体力ともに一気に衰弱してしまうのか、それともできる限り体力を温存し、よりよい状態を保てるかということを選択するのかということはとても重要になるはずです。
今回は、見逃したくない胃がんの初期症状とステージごとの胃がんの症状についてご説明いたしました。胃がんの早期発見は自覚症状がないということから、なかなか難しいこともわかりました。
大切なことは、定期的に検査を受けて自分の身体の管理をきちんとするということです。
高齢の方は我慢強い方が多く、多少のことは我慢したり、話をしない場合も多いので、身体の調子が少しでもおかしいと感じた場合には少し神経質なくらいに、気を付けてみて下さい。早期発見は早期治療、そして完治する可能性が高くなります。
まとめ
早期発見したい!見逃したくない胃がんの初期症状(後編)
高齢者のがん治療における治療法の選択について