とにかくひたすらかゆかったり痛かったりと、とても不快な蕁麻疹。薬局に売っている飲み薬で簡単に治してしまいたいところですが、ちょっと待ってください。実は蕁麻疹の薬には副作用も多く、素人が自分で選ぶのは大変難しいのです。
今回は、 蕁麻疹 の 飲み薬 を入手する方法を順を追ってご説明いたします。
蕁麻疹の飲み薬選び、自己判断は禁物!(前編)
まず病院へ行こう!蕁麻疹での上手な病院のかかり方
突然蕁麻疹が出てしまったら、まずは病院、皮膚科に行くことをおすすめします。急性の蕁麻疹ならもちろん、慢性化させてしまっている方でもいつもとは違う原因で発生している場合もあります。
蕁麻疹の飲み薬には多くの種類があり、中には強い副作用を伴うものや、特定の疾患の薬との相性が悪いものも存在します。そのため、まずは医師の診断を仰ぐほうが安全なのです。
なお、受診の際にはきちんと症状を説明できるように整理して行くのがポイントです。
いつからいつまでどのような蕁麻疹が出ていたのか、直前に何か食べたり環境の変化などがなかったか、できれば蕁麻疹が発生していた時の写真も撮れていれば万全です。医師もぐっと判断がしやすくなります。
こんな種類があります、蕁麻疹の飲み薬
蕁麻疹の飲み薬は大きく2種類に分けられます。ひとつはかゆみの原因物質であるヒスタミンを抑制する「抗ヒスタミン薬」、もうひとつはアレルギー性疾患から来る蕁麻疹の治療薬である「抗アレルギー薬」です。
抗ヒスタミン薬の代表的な処方薬は、ニポラジン錠、タベジール錠、ポララミン錠の3つです。
どれもヒスタミン抑制効果には優れていますが、とにかくかゆみを抑えることに特化しており、かゆさを原因として起きた炎症までは鎮める効果がないのと、アトピー性皮膚炎などのアレルギーからくる蕁麻疹には効果がありません。
更に副作用も多いので医師とよく相談しながら使って行くことになるでしょう。
抗アレルギー薬の代表的な処方薬は、アレグラ錠、アレジオン錠、ザイザル錠です。
こちらはアトピー性皮膚炎の治療にも用いられ、副作用も抗ヒスタミン薬より弱いなどの長所がありますが、実は肝心のかゆさを止める働きを持っていません。そして、ごくまれに心疾患などへの影響が出る恐れもありますので慎重に服用しなければなりません。
まとめ
蕁麻疹の飲み薬選び、自己判断は禁物!(前編)
まず病院へ行こう!蕁麻疹での上手な病院のかかり方
こんな種類があります、蕁麻疹の飲み薬