中高年の独特のにおい「加齢臭」に対して、実は約8割の人が気にしているといっています。加齢臭が発生する部分は上半身が中心ですが、頭皮は特に発生しやすい場所といえます。
今回は、気になる加齢臭のメカニズムと 加齢臭 対策 シャンプー についてご説明します。
加齢臭のメカニズムとおすすめの頭皮の加齢臭対策シャンプー(前編)
加齢臭っていうけど・・・加齢臭のイメージとは
加齢臭とは体臭の一種ですが、なんとなくイメージ的にはおやじくさいにおいと思われています。
おやじくさいとは、タバコのにおいや二日酔いのにおい、口臭や頭髪のいやなにおいをひっくるめて強烈に不快を感じるにおいなのですが、実はおじさんだけからにおうものではないのです。
加齢臭は女性にもあります。女性は体内の女性ホルモンが減少しはじめる35歳ころから加齢臭を発生しやすくなります。
男性は女性より皮脂量が多いので、においが目立ちやすいだけで、中高年を過ぎると男女問わず加齢臭は発生しているのです。
加齢臭の原因はわかっています
中高年独特の脂っこくて腐ったようなにおいの原因は、「ノネナール」という物質です。ノネナールというのは、皮膚にある皮脂腺から分泌される脂肪酸が酸化されて出るにおいのもとです。
年齢を重ねると、身体から出る脂質が酸化しやすくなるために不快なにおいとなってしまいます。
酸化するという意味について少し説明します。私たちは常に酸素を取り込んで身体のすみずみまで届けてエネルギーを作り出します。しかし、取り込んだ酸素の一部が身体に害のある活性酸素に変化します。この活性酸素が身体を酸化=サビつかせる原因になっています。
例えると、天ぷら油を使った後放置しておくと、黄色く変色していきます。また外の鉄棒などは赤く錆ついてしまいます。酸素とほかの物質が結びつくことで劣化していきます。
酸化、劣化から身体のトラブルの原因となるわけです。酸化するということは、においの原因、老化の原因、病気の原因などさまざまな原因になりえるというです。
加齢臭の発生しやすい部位について
加齢臭は皮脂が酸化したにおいですので、皮脂が発生する部位ほどにおいが出やすいといえます。
具体的には、頭、胸元、脇、耳のうしろ、首の回り、背中です。汗をかきやすい部位ですので、毎日の入浴や洗髪などで清潔にしておけば大丈夫だと思いがちなのですが、安心はできません。
先ほど出てきた「ノネナール」という菌は水に溶けにくく肌にしっかりとつきまとう性質があるので、シャワーを浴びて汗を流す程度ではほとんどにおいが落ちません。
年齢を重ねるとお風呂に入るのがしんどくなったり、髪を洗うのも2~3日に1回くらいになったりするのも理解できます。しかし、加齢臭対策としては清潔さが大切です。
毎日入浴し、耳の裏や襟足、首の後ろ、胸元、背中、脇の下をしっかりと丁寧に洗うことが大切なのです。特ににおいが気になる部位として、頭・頭皮のケアもとても重要になります。
頭皮の加齢臭は自分では気づきにくいもの
頭皮には1平方センチメートルあたり約200個もの皮脂腺があり、加齢臭の原因物質を分泌しています。髪の毛があることも、毛穴周辺が蒸れて加齢臭を強くしている原因です。
加齢臭用の石鹸やボディーソープはけっこうあるのですが、シャンプーはまだあまり市場に出回ってないようなのです。
まとめ
加齢臭のメカニズムとおすすめの頭皮の加齢臭対策シャンプー(前編)
加齢臭っていうけど・・・加齢臭のイメージとは
加齢臭の原因はわかっています
加齢臭の発生しやすい部位について
頭皮の加齢臭は自分では気づきにくいもの