「加齢臭は生活習慣の見直しで改善、クサイにおいは元から断つ(前編)」では、加齢臭の実態や原因についてご説明いたしました。後編では、加齢臭を抑える効果的な食材をご紹介いたします。
加齢臭 には病気が隠れている場合もありますので、もし加齢臭のにおいがきつくなったと感じたら、検査を受けることをおすすめします。
加齢臭は生活習慣の見直しで改善、クサイにおいは元から断つ(後編)
加齢臭には抗酸化物質、ポリフェノールが有効
そのなかで、加齢臭にはポリフェノールというからだを酸化しにくくする成分が有効です。ポリフェノールは植物に含まれ、抗酸化物質と呼ばれ、活性酸素を除去する働きがあります。
赤ワイン、緑茶 、コーヒー、春菊、 レンコン、シシトウ、サツマイモ、 ブロッコリー、バナナ、マンゴー 、ブルーベリー、ブドウ、リンゴ、カカオの含有量の多いチョコレート、納豆など、身近な食品にも多く含まれています。
熱で成分がこわれにくいので、調理にあまり気を使わずにすみます。おなじみの飲料に含まれていることから、手軽に摂取できる利点があります。
DHAには加齢臭を抑える成分が含まれている
また、魚食の回数を増やすこともおすすめです。魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)には、加齢臭の原因物質ノネナールを構成している9‐ヘキサデセン酸という物質の分解を抑える働きがあります。
DHAは、スーパーなどでいつでも手に入る、サバ、イワシ、サンマ、サバなどの青魚に多く含まれます。摂取することにより、加齢臭を防ぐだけでなく、血液をサラサラにし、脳の老化も防ぐことがわかっています。加齢とともに積極的に摂りたい成分です。
加齢臭は病気のシグナル、きつくなったらすぐ病院
加齢臭の大元の原因は活性酸素です。活性酸素はさまざまな病気の原因でもあります。もし、加齢臭のにおいがきつくなったと感じたら、真っ先に病気を疑いましょう。検査を受けることをおすすめします。
それは、体内の活性酸素が増えているからです。「くさくなったら病気を疑え」、加齢臭は病気発見のシグナルという意味で、必要なにおいなのかもしれません。
最近では、加齢臭に効く石けん、消臭スプレー、サプリメントも販売されています。エチケットには必要でしょうが、過剰に使用することは、病気発見の機会をなくしてしまいかねません。
やはり、「クサイにおいは、元から断つ」ということにつきます。
まとめ
加齢臭は生活習慣の見直しで改善、クサイにおいは元から断つ(後編)
加齢臭には抗酸化物質、ポリフェノールが有効
DHAには加齢臭を抑える成分が含まれている
加齢臭は病気のシグナル、きつくなったらすぐ病院