「加齢臭の原因とは?~原因を知って対策をしよう~(前編)」では、加齢臭の原因や臭いの発生しやすい部位についてご紹介いたしました。後編では、 加齢臭 の臭いの 原因 となる生活習慣についてご紹介いたします。
加齢臭対策は、基本的な生活を見直すよい機会となります。
加齢臭の原因とは?~原因を知って対策をしよう~(後編)
加齢臭の対策~生活を見直して加齢臭を抑えよう~
「ニオイはその人の体調を表すパラメーター」といわれているように、体臭は、内臓の病気などを知らせてくれることもあります。
例えば、糖尿病などの生活習慣病や過度な食事制限ダイエットをしている人は、リンゴの腐敗したような口臭がしたり、胃炎や、胃潰瘍、十二指腸炎などの消化器疾患は卵の腐ったような臭いがするといいます。
加齢臭をそのまま放置しておくと、こういった身体のSOSを見逃してしまう可能性があります。
「もう年だから、臭いのは仕方ない」と諦めず、毎日の生活を見直して自分の健康状態を知りましょう。
まずは、ノナネールを増やす原因であるパルミトレイン酸を抑える生活を心がけます。パルミトレイン酸は、脂質を多く含む食品を摂取することで増加します。
肉類やチーズ、フライドポテト、から揚げといった動物性たんぱくの多い食事を控え、代わりに魚介類やミネラル分を多く含む海草、ビタミンCや食物繊維を多く含んだ緑黄色野菜や果物をとるようにしましょう。
特に、臭いの原因のひとつである活性酸素を抑える働きのあるビタミンCを積極的にとると加齢臭に効果があるといいます。旬の野菜や果物は加齢臭だけでなく、身体にもいいので、そのときそのときの季節を楽しみながら取り入れましょう。
また、加齢臭を促進させやすい要因としてストレスがあげられます。ストレスは活性酸素を発生させやすく、特に、働き盛りの30代後半から40代にかけて残業続きだったり、睡眠不足が続く生活をしているとストレス臭や疲労臭が発生するといわれています。
これらの症状は、疲労の蓄積によって乳酸が増えたり、ストレス発散をお酒に求めることで肝機能の低下を招くとことでアンモニア臭のような体臭が発生し、加齢臭の原因にもなるといわれています。
放っておくと重大な疾患を抱えてしまうこともあるので、ウォーキングやジョギング、スポーツといった身体を動かすストレス発散や、休日は好きなことや趣味に熱中するなど、仕事のオン・オフの切り替えを心がけるようにしましょう。
運動不足解消は、活性酸素を抑えてくれる作用があるので、簡単な運動を日常生活にとりいれてみることをおすすめします。
清潔第一~適度に清潔を保ちましょう~
次に、身体は常に清潔を心がけ入浴はシャワーだけでなく必ず湯船につかるようにします。洗髪や身体を洗うときは、シャンプーや石鹸の洗い残しがないようにしっかりゆすぐようにしましょう。ほとんどの汚れはお湯で落ちてしまうので、ゴシゴシ洗わず、優しく泡で洗うようことを心がけます。
お風呂のあとは、化粧水や保湿クリームで乾燥を防ぎ、肌の潤いを保つことを忘れずにします。最近では、男性のスキンケア商品も多く出ていますが、どうしてもスキンケアに抵抗がある場合、ボディソープやシャンプーを保湿や抑臭効果のあるものに代えてみるのもいいでしょう。
夏場は、汗拭きシートや制汗剤を利用して臭いを抑えるのもひとつの手です。
梅雨や冬場は、生乾きの衣服に注意してしっかり乾かしてから着用するように心がけます。生乾きのままの衣服は加齢臭を強めてしまいます。
肌着は、ナイロンや化学繊維のものより吸収性や速乾効果のある綿100%のものをおすすめします。臭いを抑えてくれるインナーは衣料品店で、安く手に入るので何枚か手元においておきたいところです。
加齢臭対策は、基本的な生活を見直す機会です。生活のリズムをしっかり整え、加齢臭を改善することで、自然と健康的な生活につながっていきます。
まとめ
加齢臭の原因とは?~原因を知って対策をしよう~(後編)
加齢臭の対策~生活を見直して加齢臭を抑えよう~
清潔第一~適度に清潔を保ちましょう~