後鼻漏 の 原因 には、風邪、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻の変形、鼻水の通りにポリープがあるなどです。ウイルス感染などで鼻水量が増加することで後鼻漏になることがあります。
花粉症などのアレルギー反応でも鼻水量は増えます。副鼻腔に炎症が起きたり、鼻水の通りに良性ポリープがあると鼻水が喉に流れる場合があります。
後鼻漏の原因は何ですか?
後鼻漏とは
鼻炎や蓄膿症になると鼻水が喉に落ちることがあります。鼻水が多くでて喉に垂れることを後鼻漏といいます。鼻からネバネバしたものが喉の奥へと垂れ流れ落ちます。粘度の高い鼻水は喉に炎症を起こす場合があり、口臭や鼻臭の原因になります。
今回は、後鼻漏の原因についてお話します。
後鼻漏の原因は、副鼻腔で炎症が起きる腹部空炎、蓄膿症やアレルギー性鼻炎などの疾患、鼻の腫瘍、上咽頭の炎症、自律神経失調症などの疾患、加齢などがあります。
特に、慢性副鼻腔炎を発症すると粘度の高い膿のような鼻水が大量に発生し、重い後鼻漏になる場合があります。多くの後鼻漏の人は何らかの鼻炎を発症しています。
風邪でも後鼻漏を発症する場合があります。鼻に腫瘍ができた場合も鼻水は喉の奥へ流れます。自律神経失調症などの疾患でも後鼻漏は起こります。蓄膿症、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因で後鼻漏になる人は全体の約7割を占めるといわれております。
加齢によって鼻から喉にかけての粘膜が乾燥し、鼻汁が張り付きやすくなり、後鼻漏感と呼ばれています。
後鼻漏の症状
後鼻漏の症状には、喉の痛み、痰のからまり、咳き込み、口や喉の不快感、睡眠不足、いびきなどがあります。喉に流れる鼻水により喉が炎症を起こし痛みを生じます。大量の鼻水が痰のような形で喉に絡まってしまい、頻繁に咳き込むようになります。
粘度のある鼻水は口や喉に不快感をあたえます。これにより、睡眠不足になる場合があります。後鼻漏は鼻からでる鼻水が原因ですが、症状は喉や口にでます。
後鼻漏と蓄膿症
後鼻漏の原因で多いのは鼻炎や蓄膿症です。蓄膿症の原因で多いのが風邪やアレルギー症状のある人で、鼻粘膜に炎症が起こり副鼻腔炎になります。
後鼻漏になると口臭、鼻臭が発生します。後鼻漏が続くと扁桃炎になり膿栓ができます。菌の死骸がたまってできたものが膿栓です。膿栓をなくするため治療が必要です。
後鼻漏の分類
後鼻漏は鼻、喉、神経系統、その他の問題に分類できます。鼻の問題に該当する後鼻漏は、アレルギー性、好酸球性、感染性、形態性、術後性後鼻漏があります。
喉の問題には扁桃性、形態性、術後性後鼻漏が、また、神経系統の問題には自律神経性、心因性、機能性後鼻漏などがあります。
後鼻漏のチェックポイント
後鼻漏のセレフチェック項目は、鼻水が喉の奥に落ちる感覚がある、鼻づまりで鼻をかむとネバついた鼻水がでる、朝起きると喉の奥に不快感がある、朝起きると口の中が渇いている、口の中がネバネバする、口の中に分泌物が溢れる、鼻声で声が出にくくなる場合がある、ハスキー声、咳や痰が止まらない、痰が絡みやすい、口臭や鼻臭がするなどです。
後鼻漏の対処法
後鼻漏は鼻水に粘性が強くなると炎症を起こします。細菌が体内に侵入するのを防ぎ、炎症を予防するため、マスクの着用が必要です。
また、空気の乾燥は後鼻漏の症状を悪化させるため、適度な湿度を保ち、お湯でのうがいや入浴時鼻にシャワーをかけて暖めるのも効果的です。細霧吸入器で生理食塩水を吸い込むと鼻や喉の血行が良くなり、鼻の粘膜が強くなります。
後鼻漏の予防法
後鼻漏の原因である副鼻腔炎は、風邪から移行する場合が多いため、鼻風邪が長引いている場合は早めの受診をおすすめします。原因が花粉症の場合は、症状がでる前から早めの治療をおすすめします。
また、花粉やハウスダストなどアレルギー性鼻炎の原因物質の予防のために毎日の掃除や、症状改善のため適切な寝具選びも効果があります。
まとめ
後鼻漏の原因は何ですか?
後鼻漏とは
後鼻漏の症状
後鼻漏と蓄膿症
後鼻漏の分類
後鼻漏のチェックポイント
後鼻漏の対処法
後鼻漏の予防法