後鼻漏で悩まれている方は実に多くおられます。鼻水が喉に落ちることの不快感や、粘り気のある鼻水が喉に落ちて張りついてしまう、咳が出るなどの症状に悩み、薬をのんでいても症状がなかなか改善してこない、治らないといった話がよく聞かれます。
後鼻漏 を 薬 で改善するための情報をお伝えします。
後鼻漏の正しい知識!後鼻漏は薬で良くなるのか?
後鼻漏は原因疾患に付随する病気
後鼻漏を患っている方の多くは、後鼻漏がどの原因から起きているか主治医に診断を頂いているはずです。
後鼻漏は、他の疾患に付随して起こる症状であり、後鼻漏が原因で治らないのではありません。なかなか症状が改善されないと、つい薬が効いていない、合わないのではないかと疑いがちです。
長期的に後鼻漏に悩まれておられる方は、耳鼻科の鼻腔鏡で鼻の中の状態を、定期的に診察されておられるでしょうか。
後鼻漏の原因はさまざまで、医師ですら判断がつきにくいこともあります。素人が安易に市販薬を服用することは、症状を悪化させることもあり、必ず主治医の判断、納得がいかない場合にはセカンドオピニオンに委ねることが望ましいのではないでしょうか。
後鼻漏に効果的な薬は存在するのか?
後鼻漏に効果的な薬があるのかというと、後鼻漏自体の症状を緩和する薬はあっても根本的には原因となっている疾患・問題を治さなければ後鼻漏は治りません。病院で処方される薬は、原因疾患と、出ている症状に対する薬が処方されます。
後鼻漏の原因が、身体的なもの、副鼻腔炎、花粉症、急性気管支炎などなど実に多岐にわたるもので、一人一人の体質や疾患によって処方が違うのです。
長期的に後鼻漏の症状に悩まれる方からすると、藁にでもすがる思いで、見聞きした薬を試してみたくなるお気持ちはわかります。それでも自己判断による薬の服用は避け、原因を除去することに尽力されたほうが無難といえるでしょう。
後鼻漏の服薬期間はどのくらい?
後鼻漏の薬の服用期間は、症状が軽く、感冒の時に起こるような急性であれば、原因疾患が治れば症状が寛解、後鼻漏の症状に対して数週間の服用があるかもしれません。
鼻の奥は思っている以上に、炎症が続いている場合がありしっかりと治さないと慢性的な炎症が続くため後鼻漏の症状が改善されません。長期化している場合は、数か月~数年単位で加療が必要なことがあります。
後鼻漏は、鼻の粘膜が炎症している状態ですので、普通の人よりも感冒やインフルエンザなどの感染症に罹患しやすい傾向にもあります。
また、乾燥や季節の変わり目にも悪化しやすいのではないでしょうか。体調を崩すたびに、後鼻漏は悪化しますので、なかなか後鼻漏が改善しない、治りにくいと感じるのではないでしょうか。
体調に異変を感じたら、すぐに受診することも後鼻漏を悪化させないポイントです。
後鼻漏の人が気をつけること
後鼻漏は、処方された薬を忘れずに服用することはもちろんですが、日常生活で気をつけたいことがあります。鼻の奥で炎症が起きているという事は、人よりも体調を崩しやすいというサインです。
外出時にはマスクの着用、年間を通して帰宅したら手洗い・うがいが大切です。後鼻漏の症状だけに注目するのではなく、後鼻漏になった原因を予防し続けることが薬の効果を十分に発揮させ、症状の改善へ導くのではないでしょうか。
季節の変わり目や人混み、乾燥する場所では、うがいは欠かせません。就寝時には、コップ1杯の水を飲む、加湿器などの活用もおすすめです。
また、疲労やストレスをため込む、生活習慣の乱れによっても、後鼻漏の原因となる疾患のリスクが高まるので注意が必要です。
喫煙は、粘膜の炎症を助長するので禁煙が望ましいのではないでしょうか。
まとめ
後鼻漏の正しい知識!後鼻漏は薬で良くなるのか?
後鼻漏は原因疾患に付随する病気
後鼻漏に効果的な薬は存在するのか?
後鼻漏の服薬期間はどのくらい?
後鼻漏の人が気をつけること