「口角炎に効果的な市販薬について（前編）」では、口角炎の原因と症状についてご説明いたしました。後編では、 口角炎 に効果的な 市販薬 をご紹介いたします。
市販薬で様子をみても、症状が改善しない場合や悪化していくようであれば、皮膚科などを受診するようにしてください。
口角炎に効果的な市販薬について（後編）
口角炎に効果的な市販薬ＢＥＳＴ３
口角炎では、しばらく家で様子をみようと病院にかからないケースも多く見られます。症状に合ったお薬を病院で処方してもらうのが良いのですが、とりあえず市販薬を試してみようを思われる方に、口角炎におすすめの効果的な市販薬ＢＥＳＴ３をご紹介いたします。
デンタルピルクリーム５g
副腎皮質ホルモン（ステロイド）であるプレドニゾロンを配合したクリーム市販薬です。炎症を強力に抑えるステロイド剤のプレドニゾロンと殺菌作用のあるセチルピリジニウム塩化物水和物を配合したものです。
口唇炎や口角炎、口内炎などの悔いの周りや口の中の炎症に効果的です。ステロイドではありますが、プレドニゾロンはステロイドの中でも作用が弱いため、慢性的に長期間使い続けなければ、副作用などの心配はいりません。
妊娠中や授乳中、子どもでも使用ができます。指定第２類医薬品になります。
メンソレータムメディカルリップｎｃ
５つの有効成分で荒れた唇をしっかり治療する医薬品のリップクリームです。ビタミンＢ６が荒れた唇の修復を促進して、ビタミンＥが皮膚の新陳代謝を促すので、ひび割れている症状の場合には効果的です。殺菌成分を配合してありますので、炎症も抑えてくれます。
メンソレータムと聞くと、スース―しているのかと思われる方もいらっしゃいますが、このリップはメンソールが配合されていませんので、スース―することはありません。唇にそのまま塗れるチューブタイプですので、携帯しやすいです。
モアリップＮ８ｇ
炎症を抑える成分、傷の修復を早める成分、皮膚を健康に保つビタミンＢやＥなどが配合されているリップクリームです。ステロイドが配合されていないという理由で、このお薬を選ぶ方もいらっしゃいます。
チューブタイプで直接塗ることができます。乾燥により口角炎になっている場合にも効果的です。
塗り薬だけではなく、サプリで改善する方法
口角炎の原因は、傷口から何らかの細菌が入り感染して炎症がおきてしまうことです。腫れたり、切れたりすれば塗り薬で直接的にケアをする必要があります。直接ケアするとともに身体の内側からもビタミンを補充することで、より効果的に早く治療することも可能です。
たとえば、ビタミンＢやＥなどは皮膚や粘膜などに関してとても大切な役割をしますので、是非補いたいものです。現在はいろいろなサプリがでているので、少しご説明します。
例えば、ビタミンＢ群のサプリでは、ＤＨＣのビタミンＢミックス、ネイチャーメイドのＢ－コンプレックス、小林製薬のビタミンＢ群、マルチビタミンミネラルなど、いろいろなサプリがあります。もちろんビタミンＥ群のサプリもおなじくらいあります。
ビタミンＢやＥなどは、日々の食事では十分な量を摂取しきれないので、サプリでの補給は有効です。外側からのケアと内側からのケアでより早く症状が改善できればよいということです。
高齢になるとどうしても免疫力が低下して、さまざまな病気になる可能性が高くなります。口角炎も免疫力の低下により菌に感染しておこるものです。
小さな傷でも大変痛い思いをすることになるので、できるかぎりならないように注意をする必要があります。保湿、清潔、免疫力の強化、規則正しい食事や十分な睡眠。
気を付けてはいても、もちろん口角炎になることはあります。もしも、口角炎かな？という症状がでた場合には悪化する前に、できるだけ早い段階で今回ご説明しました効果的な市販薬を試してみてはいかがでしょうか。はやければ２～３日で症状が治まることもあります。
しかし市販薬で様子をみても、症状が改善しない場合や悪化していくようであれば、皮膚科などを受診するようにしてください。
まとめ
口角炎に効果的な市販薬について（後編）
口角炎におすすめの市販薬ＢＥＳＴ３
塗り薬だけではなく、サプリで改善する方法