突然起きるめまいは、なにが起きているのかわからず不安になります。しかし、そんなめまいにも種類があり、自分の身に起きているめまいがどれかを知ることで対処法がわかります。
今回はそのような めまい の種類から、 対処法 や予防法まで、わかりやすくご紹介します。
突然のめまい 対処法
あなたのめまいはどれ?
めまいの種類は3種類
まずは、症状から自分のめまいがどの種類かを把握します。
1つめは、ぐるぐる回るような感覚の回転性めまい、2つめはふわふわと浮いている感覚の浮動性めまい、3つめは目の前が一瞬真っ暗になったり、気が遠くなったりするふらつきです。
しかし、この3種類のめまいの中でも、心配のないめまい、病院での診療が必要なめまい、すぐに病院へ行く必要のあるめまいがあるので注意が必要です。
危険なめまい
すぐに病院へ
顔に痺れがある、手足に痺れがある、ろれつがまわらない、ものが二重に見える、激しい頭痛、これらがめまいと同時に起きた場合は、脳の異常が原因です。命にかかわるので、ただちに病院へ行く必要があります。
病院での診察が必要なめまい
メニエール病
回転性めまいの発作を起こす病気として広く知られているものに、内耳が原因で起きるメニエール病があります。突然激しい回転性めまいが起こり、数十分から半日以上続きます。
吐き気や嘔吐を伴い、耳の閉そく感や難聴の症状もあらわれ、繰り返し何度も発作が起こります。メカニズムははっきりとしていませんが、自律神経の乱れが原因だと言われています。
メニエール病は、早い時期に治療を始めないと治りが悪くなり、難聴が進むなど、耳鳴りが残ることがあります。発症後は早めに耳鼻科の受診をおすすめします。
突発性難聴
めまいが起きるのは一度だけとされていますが、耳鳴りや耳が詰まったように感じる症状がみられ、ひどい場合には激しいめまいや嘔吐を伴います。これらの症状により難聴に気が付かないこともあるそうです。
この突発性難聴は、発症から2週間以内に治療開始すると治る確率が高くなり、1か月経ってしまうと治る可能性がほとんどなくなるそうです。耳の聞こえが悪いと感じたら、迷わず耳鼻科の受診することをおすすめします。
心配のないめまい
1番身近で起こりやすいのは、低血圧や脳貧血、起立性低血圧で起きる立ちくらみです。
そのほかにも、緊張や過労、飲み過ぎ、便秘、視力障害、目の疲れ、更年期障害、風邪で熱が高い、乗り物酔い、酸素欠乏、精神的なショックを受けた時に起きる心因性のめまいなど、さまざまことが要因となり、めまいは起きます。
どれも一時的なものであれば心配ありませんが、頻繁に起こるようであれば必ず病院に行きましょう。
めまいの対処法
まずは安静に
無理に動かず安静にします。座れるなら座り、横になれるようなら横になります。どこかに移動しようとした際に、転倒などで怪我をする可能性もあるので落ち着くまでは動かないようにすることも大事です。
刺激をなくす
視界が明るい場合は、明かりを暗くする、目を閉じる。音楽を聴いている場合は聴くのをやめる、耳をふさぐなど、音が聞こえないようにします。目や耳などから入ってくる情報を止めることが大事です。
めまいの予防
自律神経を整える
メニエール病、突発性難聴、心因性めまい、立ちくらみなどの原因として、自律神経の乱れがあげられます。そこで、自律神経が乱れないように普段の生活を見直すことが大事です。
まず1つめに、夜更かしなどをせず、早寝早起きをし、食事は可能な限り決まった時間におこなうなど、規則正しい生活リズムを作ります。
次にバランスの良い食事です。めまいは血液の流れが良くない場合にも起こるので、青魚など血液の流れを良くする食べ物や、アーモンドや、かぼちゃのように血行促進機能のあるビタミンEを摂取するのがおすすめです。
そして、アルコールは平衡感覚を低下させるので、めまいが心配な場合は控えます。
最後に、ストレスをためないようにします。ここでいうストレスは、肉体的なものから精神的なものまで含みます。肉体的な疲れを感じたら身体を休め、精神的につらいと感じたら好きなことをして気分転換しましょう。
身体が疲れていない場合には、適度な運動も有効です。身体を動かすことはストレス解消にもなり、血流も良くなるのでめまいに有効です。
まとめ
突然のめまい 対処法
あなたのめまいはどれ?
危険なめまい
病院での診察が必要なめまい
心配のないめまい
めまいの対処法
めまいの予防