ストレス 、疲労、体調不良などによる免疫力低下とともに、麦粒腫、霰粒腫などの ものもらい が発症します。麦粒腫の 原因 は、有用菌や日和見菌の皮膚常在菌です。
マイボーム腺に皮脂などが詰まったりして発症するのが霰粒腫です。皮膚を清潔に保つ必要があります。目周辺の不衛生は、ものもらいの発生原因になります。
ストレスが原因でものもらいになるの?
ものもらいの種類
霰粒腫には、腫れや痛みをともなう急性・炎症性霰粒腫があります。黄色ブドウ球菌は麦粒腫の原因になります。
外側の皮膚に発生する外麦粒腫、まぶたの裏側に発生する内麦粒腫があります。霰粒腫の発生部位が炎症を起こすと化膿性霰粒腫になります。
今回は、ものもらいの発症などについてお話します。
皮脂のできものが霰粒腫で、常在菌により麦粒腫が発生します。ものもらいに罹ると、腫れ、痛み、ゴロゴロした異物感などの症状がみられます。
分泌腺の刺激などで霰粒腫は発現します。霰粒腫の部位が炎症を起こすと(急性)化膿性霰粒腫になります。
ものもらいの発生原因の1つに、目やその周辺環境が不衛生なことです。
不衛生な状態には、目に汗・ゴミ・前髪が入ったり、汚れた手・花粉症などで目をこすったり、遊び・仕事・外出後などに手を洗わなかったり、コンタクトレンズが不衛生、落としていないアイメイクなどがあげられます。
麦粒腫を起こす菌に黄色ブトウ球菌があります。免疫力が低下する原因には、ストレスや睡眠不足、日常生活の乱れ、疲労などがあります。
脂肪溜まりや免疫力低下は、霰粒腫・化膿性霰粒腫の原因になります。
ものもらいの治療
ものもらいが赤く腫れている場合は、冷やすことで悪化を防ぐことができます。
細菌の増殖環境になるコンタクトレンズ・眼帯の使用や目元の化粧などは、完治するまで控えたほうがいいです。
入浴は体温の上昇をもたらし、脂肪排出の観点から霰粒腫などに効果的です。麦粒腫は、抗菌剤・抗生物質で治療します。膿は切開でだします。
また、化膿性霰粒腫の治療には、抗生物質・抗菌剤を用います。
ものもらいの予防
ものもらいの予防として、まずは入浴があります。入浴して体を温めることや疲労回復、十分な睡眠をとることで、ものもらいの発生や免疫力低下などを予防できます。ストレス、疲労などは避けたいものです。
コンタクトレンズの適切な使用・衛生管理や手、目などの清潔保持がだいじになります。眼帯の着用は控えた方がいいようです。
風邪やストレスなどで疲労している場合は、ビタミンAの摂取が有効です。
ウイルス性結膜炎
短期間に発生する急性結膜炎がはやり目です。はやり目はウイルス性結膜炎です。結膜炎を起こすウイルスには、アデノ・エンテロウイルスがあります。
目が開けられないほどの目やにがでて、微熱、頭痛や白目の充血、リンパ腺の腫れが発現する場合があります。
ウイルス性結膜炎には有効な治療薬はありませんが、補助的にステロイド点眼薬などを使用します。
皮膚常在菌
体表面に存在する皮膚常在菌には、病原性はなく、有用菌と日和見菌の2種類があります。
有害菌の皮膚侵入を防ぐのが有用菌で、有用菌の活力低下などで有害菌の皮膚侵入を補助するのが日和見菌です。
免疫細胞
免疫細胞には、NK細胞、マクロファージ、樹状細胞などがあり、体内免疫システムの中で重要な役割を持ち、健康維持に寄与しています。
ウイルス・細菌を攻撃するマクロファージ、情報伝達の樹状細胞、がん細胞などをチェック・攻撃するNK細胞、NK細胞の攻撃力増加を導くTh1細胞、ウイルス感染細胞を崩壊するキラーT細胞、病原菌に対するB細胞などがあります。
バランス良く免疫細胞が働くことが重要です。
まとめ
ストレスが原因でものもらいになるの?
ものもらいの種類
ものもらいの治療
ものもらいの予防
ウイルス性結膜炎
皮膚常在菌
免疫細胞