高齢者の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
現在の場所:ホーム / 脳の疾病 / 認知症 / よく耳にする認知症とはどのような病気?ケアの方法は?

よく耳にする認知症とはどのような病気?ケアの方法は?

aki

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

ninchishou kea

認知症は誰でもかかりうる身近な病気の1つです。厚生労働省は認知症とその予備軍であるMIC(軽度認知障害)の人口は862万人存在すると発表しています。

これは65歳以上の4人に1人の割合です。 認知症 の症状とタイプ、 ケア について取り上げます。


スポンサードリンク

よく耳にする認知症とはどのような病気?ケアの方法は?


- 目次 -

  • 認知症とはどのよう病気?
  • 認知症の症状とタイプ別の対応方法
  • 早期発見、早期治療が大切!

認知症とはどのよう病気?

認知症には認知症の本質(脳細胞の障害)に起因する中核症状とその症状を取り巻く行動・心理症状とも言われている周辺症状(BPSD)の2つがあります。

中核症状とは脳の認知機能が低下した人であれば誰にでも起こる症状です。物忘れや時間、場所、人物の認識が難しくなる、理解や判断力の低下、脳の損傷による失語、失認、失行等の症状があります。周辺症状(BPSD)は中核症状で起こる記憶障害や判断力の低下が引き起こす不安や混乱のあらわれです。

入院や転居といった生活環境の変化、骨折や貧血といった体の変化があると周辺症状が出やすく、ひどくなりやすい傾向があります。

症状としては、食事を食べない、食べられない、飲み込めない、介護者による介助を拒否する、暴言や暴力、どこともなくあちこち歩き回る(徘徊)、昼夜逆転や昼夜関係なく寝たり起きたりする(睡眠障害)、食べ物でないものを口に入れたり食べてしまう(異食)、無気力や無関心、落ち込み(うつ、抑うつ)、幻視や幻聴、時間や場所がわからなくなる、幻覚が生じたり錯覚や妄想にかられる(せん妄)、物盗られ妄想、便をもてあそぶ(ろう便)が挙げられます。

周辺症状(BPSD)はおよそ9割の認知症の方に発生し、介護者の負担が大きいものです。


認知症の症状とタイプ別の対応方法

アルツハイマー型認知症とは、認知症の中心を占める代表的な疾患で全体の5割がこの病型です。脳内にアミロイドΒ(ベータ)と呼ばれる特殊なタンパク質が蓄積することにより脳の神経細胞が壊れ、脳が萎縮するものです。

特に側頭葉にある海馬と呼ばれる記憶を司る部位が萎縮しやすく物忘れが目立つようになります。少し前のことを覚えていない、なんども同じことを言う、年相応の物忘れだったのが6ヶ月くらいかけて徐々に悪化するなどの症状があります。

対応としては、大原則として本人を否定しない、現実とのギャップを極力感じさせないことが大切です。

レビー小体型認知症とは、レビー小体と呼ばれる特殊なタンパク質が脳内に蓄積することで神経細胞が壊れさまざまな症状を引き起こします。物忘れよりも幻視という特徴的な症状が現れることも特徴です。

ありもしない物、動物や人が見える、明晰な時とぼんやりしている時が極端、動作が遅く転倒しやすいパーキンソン症状があるなどの症状があります。

対応としては、幻視については本人にとっっては実際に見えているのでその事実を受け入れることが大切です。薄暗いところでは幻視を誘発しやすいので照明に気をつけましょう。

脳血管性認知症とは、アルツハイマー型の次に多いとも言われる代表的な病型です。原因は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳卒中、生活習慣病など脳自体が変性するのではなく、なんらかの疾患や外傷の影響を受けて発症します。

注意散漫、段取りができない、〇〇し忘れる等の症状がみられます。アルツハイマー型認知症が健康な女性に発症しやすいのに対して動脈硬化が進んだ男性に多い病型です。

対応としては、まだら症状や感情の起伏が激しくなるといった特徴を介護者が正しく理解しておくことが大切です。

前頭側頭型認知症とは、若いうちから発症しやすい若年性認知症の1つです。記憶障害の進行は目立ちにくい一方で、理性的な振る舞いを保ちにくくなる特徴があります。

普通なら赤面するような行動をしても平気、いつも同じ行動をする、抑制が効かないなどの症状があります。対応としては、人格の変化や反社会的な行動についてあくまでも脳機能の障害と割り切ること、常同行動(同じ行動を取ろうとすること)は強引にやめさせないことが大切です。


早期発見、早期治療が大切!

健常者と認知症の中間であるグレーゾーンの軽度認知症障害(MCI)を放置すると、1年で5%が認知症に移行すると推定されています。認知症は本人のみならず、家族にも身体的、精神的、経済的な負担が大きく、さらに医療、社会、経済的なサポートが必要になります。

MCIの段階での早期発見を行うことにより、認知症の進行を食い止めることができます。また、早期の段階で認知症を発見することで本人、家族が本人の意思を尊重する形で将来のことをゆっくりと考える時間的余裕を作り、本人を支援する体制を整え、備えることができます。

スポンサードリンク

まとめ

よく耳にする認知症とはどのような病気?ケアの方法は?
認知症とはどのような病気?
認知症の症状とタイプ別の対応方法
早期発見、早期治療が大切!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: 認知症 関連タグ:ケア, 認知症

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 慢性的な疾病
    • 高血圧症
    • 糖尿病
    • 血圧・血流
    • 高脂血症
    • 肥満
    • 鈍痛
  • 入院
    • 余命宣告
    • 寝たきり度
    • リハビリテーション
    • 敗血症
    • 人工呼吸
  • 介護
    • 食事制限
    • サプリ
    • 看取り
  • 検査
    • 血液検査
    • コレステロール
    • アミラーゼ
    • 画像診断
  • 胃腸系の疾病
    • 胃がん
    • 膵臓がん
    • 大腸がん
    • 胃潰瘍
    • 胆嚢癌
    • 十二指腸潰瘍
    • 下血
    • 便秘
    • 腸閉塞
    • 潰瘍性大腸炎
    • 膵炎
    • 急性膵炎
    • クローン病
    • 膵管内乳頭粘液性腫瘍
    • 下痢
    • 胃ろう
    • 胃下垂
    • 逆流性食道炎
    • 過敏性腸症候群
  • 心臓系の疾病
    • 狭心症
    • 心筋梗塞
    • 動悸
    • 拡張型心筋症
    • 不整脈
    • 慢性心不全
    • 心臓弁膜症
    • 心肥大
    • 心房細動
    • 虚血性心不全
    • 肥大型心筋症
    • 心筋炎
    • 期外収縮
  • 呼吸器系の疾病
    • 咳
    • 肺炎
    • 肺炎球菌
    • 気管支喘息
    • 肺気種
    • 肺結核
    • 肺気胸
    • 呼吸
    • トリコスポロン
    • 肺がん
  • 脳の疾病
    • 脳梗塞
    • 脳出血
    • くも膜下出血
    • 脳卒中
    • 脳血栓
    • 物忘れ
    • 認知症
    • アルツハイマー
    • 脳血管性認知症
    • 髄膜炎
    • 偏頭痛
    • 脳血管障害
    • パーキンソン病
    • 脊髄小脳変性症
  • 肝臓系の疾病
    • 肝臓癌
    • 肝炎
    • 肝硬変
    • ハーボニー
    • 脂肪肝
    • 胆石症
    • 胆嚢炎
    • 胆嚢
    • 胆嚢ポリープ
    • 腹水
    • 黄疸
  • 血管外科
    • 血管
    • 動脈硬化
    • 動脈解離
    • 腹部大動脈瘤
    • 下肢静脈瘤
    • 閉塞性動脈硬化症
    • 血管腫
  • 泌尿器系の疾病
    • 痛風
    • 膀胱炎
    • 尿路感染症
    • 過活動膀胱
    • 膀胱がん
    • 尿管結石
    • 尿路結石
    • 尿崩症
    • 前立腺肥大症
    • 慢性腎不全
    • 腎結石
    • 腎臓がん
  • 喉
    • いびき
    • 下咽頭癌
    • 痰
    • 食道癌
  • 皮膚の疾病
    • 帯状疱疹
    • 蕁麻疹
    • 水虫
    • 痔
    • 痔ろう
    • 疥癬
    • 乾癬
    • 脂漏性角化症
    • カンジダ症
    • 褥瘡
    • 蜂窩織炎
    • 掌蹠膿疱症
    • 貨幣状湿疹
    • 類天疱瘡
    • ほくろ
    • メラノーマ
    • 皮膚掻痒症
  • アレルギー
  • めまい
    • 立ちくらみ
    • 目がチカチカする
    • 良性発作性頭位めまい症
  • 耳
    • 突発性難聴
    • 三半規管
    • 外耳炎
    • 外耳道炎
  • 血液疾患
    • 鉄欠乏性貧血
    • 頭がぼーっとする
  • 口腔内
    • 味覚
    • 歯茎
    • 歯周病
    • 歯ぎしり
    • 口呼吸
    • 口腔癌
    • 口内炎
    • 口角炎
  • 目の疾病
    • 白内障
    • 緑内障
    • 加齢黄斑変性
    • ものもらい
    • 黄斑上膜
    • 黄斑前膜
  • 鼻の疾患
    • 副鼻腔炎
    • 後鼻漏
  • 神経疾患
    • 肋間神経痛
    • 聴神経腫瘍
    • 筋萎縮性側索硬化症
    • 線維筋痛症
    • 迷走神経反射
  • 甲状腺の疾病
    • 副甲状腺機能亢進症
  • 関節・骨の疾病
    • 肩の痛み
    • 腰痛
    • 関節リウマチ
    • 椎間板ヘルニア
    • 坐骨神経痛
    • 骨粗鬆症
    • 腰椎すべり症
    • 脊柱管狭窄症
    • 腰椎分離症
    • 腰部脊柱管狭窄症
    • 変形性脊椎症
    • 変形性関節症
    • 化膿性脊椎炎
    • 掌蹠膿疱症性骨関節炎
  • 足
    • こむら返り
    • 足のむくみ
  • 顔面麻痺
    • ベル麻痺
    • ハント症候群
  • 心の病気
    • 睡眠
    • うつ病
  • その他
    • 総合診療科
    • セカンドオピニオン
    • 加齢臭
  • 薬剤
  • 食いしばり

Copyright © 2025 koureisya-byouki-iroha.com