認知症は、誰もが発病する可能性があります。華やかに活躍している芸能人も例外ではありません。認知症になった芸能人はたくさんいるはずですが、なかなか公表されることはありません。
芸能人 にとって 認知症 はタブー?そうであればなぜなのでしょうか?
認知症になった芸能人はどうなるの?
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オープンにされない認知症の芸能人
芸能人は、認知症と診断されてから仕事をしている芸能人はいないようです。病気を理由に休業され、死後に認知症であったと公表されることがあります。けれど死因になる病名は公表されても、認知症であったことは、必ずしも公表されるわけではありません。
ネットで検索しても、今この芸能人が認知症だという事実は不確かなものが多いのです。そして認知症であっても、曖昧にされているのです。日本よりオープンであるはずの海外も、死後に公表されることが多いようです。
認知症になると芸能活動ができない?
認知症は進行を遅らせることはできでも、完治することはありません。芸能人の仕事は、認知症を発症した場合に大きく差し障りがあります。
認知症の代表的な症状である記憶障害は、セリフや段取りと覚えることが必要な芸能人にとって致命傷です。人前に出る仕事ゆえに、認知症の症状がでてしまうと仕事になりません。
第一線で活躍していても晩年徐々に表舞台に出なくなっている間に認知症を発症した場合、人知れず引退という形になるようです。
現役の芸能人が認知症だと公表するのはレアケース?
女優であり声優でも著名な大山のぶ代さんのように、芸能人の身内が介護に当たる場合は公表されますが、芸能人本人が認知症であるとは、あまり公表されません。
女優の南田洋子さんも生前に認知症だと公表されましたが、これは夫で俳優である長門裕之さんが公表しました。この場合も先にあげた芸能人が身内を介護する立場での公表に当てはまります。公表しない主な理由は、芸能人が大切にしているイメージに関わるからです。
65歳以上の年齢になると持病がない方が珍しく、認知症でもあるとしても、他の病名のみを発表するようです。ほかの病気であれば公表されるのに認知症はなぜ公表されないのでしょうか?
認知症の芸能人は、一般人と違う特別な存在?
芸能人が闘病している姿は、同じ病気の方が励まされますが、認知症の場合はそうはいきません。認知症は、症状の出方に個人差があります。これは他の病気と大きく異なるところです。そして認知症の芸能人の介護にも好意的かといえばそうとは限りません。
一般人から見れば、「芸能人だから裕福。だから一般人と違って手厚い介護が出来る」という意見もあります。芸能人だから裕福で手厚い介護が出来るというのは、単なるイメージでしかありません。イメージを持たれることが仕事の一部でもある芸能人ゆえのことです。
認知症は芸能人にとってもデリケートな問題
ファンの心理から言っても、憧れていた芸能人が認知症であることは知りたくないかもしれません。認知症は、進行すると表情が変わってしまいます。輝いていたスターが、人が変わったようになる姿はファンには辛いものです。
芸能人は、夢を与えるという特別な職業です。それゆえに、夢をみせてくれたまま表舞台からフェイドアウトするのかもしれません。認知症であることを公表しないのはファンのためである部分が大きいようです。
芸能人は、いつも人にみられる職業であり、人に関わることが多いので認知症であることも周囲に気がついてもらうことができます。
認知症はまだまだ解明されていないことが多く、認知症に対するケアは大変です。芸能人がもっと認知症とケアについてオープンにすることで、人々に希望を与えられるようになるかもしれません。
まとめ
認知症になった芸能人はどうなるの?
オープンにされない認知症の芸能人
認知症になると芸能活動ができない?
現役の芸能人が認知症だと公表するのはレアケース?
認知症の芸能人は、一般人と違う特別な存在?
認知症は芸能人にとってもデリケートな問題