認知症は、なにもしないと進行してしまう病気なので、できることは試してみたい思う方も多いと思います。毎日の食生活で気軽にとりいれられるものが人気のようです。テレビや書籍で紹介されている ココナッツオイル は、 認知症 に対してどのような効果があるのでしょうか?
認知症に効果アリ?話題のココナッツオイルとは?
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認知症に効くとわかったきっかけとは?
2008年・認知症にココナッツオイルが効果ありと発見したのは、アメリカのメアリー博士です。メアリー博士の夫は若年性アルツハイマーを発病していました。
夫のために、効果のあるものを研究していたメアリー博士は、認知症に効果のある「中鎖脂肪酸」がココナッツオイルに注目しました。ココナッツオイルの食生活に取り入れたところ、驚く程の効果をあげたのです。
翌日にした知能テストでは、点数をあげ数ヵ月後には、自分ひとりで歩き読書ができるようになりました。メアリー博士の夫だけではなく他にココナッツオイルを毎日摂取したアルツハイマーの方の症状改善率は9割を超えたそうです。
ココナッツオイルが認知症に効く理由とは?
脳のエネルギーはブドウ糖です。認知症は、脳の働きが悪くなっているため、ブドウ糖が不足している状態です。ココナッツオイルの主成分の「中鎖脂肪酸」は、「ケトン体」を作ると言われています。その「ケトン体」がブドウ糖の代わりになるのです。
ココナッツオイルを摂取することによって、脳の働きに必要なブドウ糖に変わるケトン体をつくることができるのです。
ココナッツオイルの購入方法と注意点
日本でココナッツといえば、果肉がお菓子やサラダで使うくらいのイメージです。どちらかといえば、ココナッツオイルは日本人の食生活にはあまり馴染みのないものです。
そのココナッツオイルは、大きなスーパー、大きなショッピングモールに入っている輸入食材店やデパートでビン詰のタイプが販売されています。ネット通販でも購入可能です。
ただ、ココナッツオイルであればなんでもいいというわけではありません。材料に添加物のないもの。低温で圧搾されたヴァージンココナッツオイルが品質よいとされています。「中鎖脂肪酸」の濃度60パーセント以上の高いものでないと認知症には効果がないようです。
ココナッツオイルの味・香り、使い方、摂取量は?
ココナッツオイル香りの特徴はなんといっても「甘い」です。料理全体にココナッツオイルの甘い香りがつきますので、メニューによって向き不向きがあります。
お菓子やパンケーキに使うのはいいけれど、シンプルな野菜炒めには甘い香りがばっちりつくので向きません。レシピの中でバターの代用で使うのであれば、おいしいようです。
ココナッツオイルの味自体は、ありません。そのまま食べられます。ホットコーヒーにココナッツオイルをいれたら、ココナッツフレーバーになって飲みやすいです。バターのようにパンに塗ってもいいですが、味がないのではちみつやジャムを足すとおいしくいただけます。
認知症に効果が出るココナッツオイルの摂取量はまだわかっていません。けれど1日1さじでも良いので、普段の食生活に無理なく取り入れられます。
ココナッツオイルの取り扱い方は?
ココナッツオイルは、気温24度以上で固まります。四季のある日本では、気温差があるため湯煎してから使用することになります。ココナッツオイル何度湯煎しても品質はかわりません。ただ高温・ 多湿の場所での保管は避けたほうがよく冷蔵での保管がおすすめです。
固くなるといっても、スプーンやバターナイフで無理なくすくえる程度の固さです。熱をくわえたココナッツオイルは、無色透明のさらさらのオイルになります。
ココナッツオイルは認知症に万能?
残念ながら、ココナッツオイルは認知症に万能ではありません。特に脳神経が死滅していると、ココナッツオイルを摂取してケトン体をつくっても効果が見られないようです。効果があるとわかっているだけで細かいことは研究中です。
けれど、薬でない自然食品の中で認知症に効果のあるものの発見は大きな進歩です。手軽に取り入れられることも大きな魅力ですので試してみる価値はあると思います。
まとめ
認知症に効果アリ?話題のココナッツオイルとは?
認知症に効くとわかったきっかけとは?
ココナッツオイルの購入方法と注意点
ココナッツオイルの味・香り、使い方、摂取量は?
ココナッツオイルの取り扱い方は?
ココナッツオイルは認知症に万能?