認知症になることは、老後の不安でもあります。自分のためにも家族のためにも認知症になることはできるだけ避けたいものです。最近では認知症の予防をする意識が進んでいます。体操も認知症に効果があるようです。
認知症 予防 に 体操 がなぜ効果があるのか、またその必要性を考えてみましょう。
認知症にならないためにできること「認知症予防体操」とは?
認知症予防体操の目的とは?
高齢になると体の老化により、日常生活で体を動かすことが少なくなってしまいます、体操をするは、体の血行を良くしてくれます。適度に体を動かすことで脳の活性化が期待できる上、リラックス効果もあります。
昼間に行う体操でお腹がすき食欲もでます。適度に疲れると、夜の睡眠がスムーズになります。認知症予防の体操は日常生活に無理のない範囲で行い継続することが目的です。ラジオ体操でもTVの体操も放送時間がきまっているので、規則ただしく続けられます。
認知症予防の体操「コグニサイズ」とは?
最近認知症予防体操で、コグニサイズというものが注目されています。
認知症予防の体操、コグニサイズとは国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防のための体操です。普通の体操との違いはネーミングにもあらわれています。
コグニサイズは、認知=コグ二ケーションと体操=エクササイズを組み合わせた造語です。ただ体を動かすだけでなく、頭を動らかせる要素を含んでいます。認識して行う課題と運動する課題を同時にこなすのです。
簡単な課題で例えれば数を数えてある数の倍数になるときに手を叩く。頭で数を認識しながら、その数字になると手を叩く運動をおこなうことは無意識ではできません。運動神経だけでもダメで、数の倍数には気をつけなくてはいけないので大変です。その大変さが脳への活性化を促すのです。
コグニサイズは、体操の種類がいくつもあるので、ひとりでも、家族の方とも複数人でもできます。コグニサイズは、DVDつきの書籍も販売されています。またインターネットの動画検索でもみることができます。
認知症予防の体操「コグニサイズ」の注意点は?
ラジオ体操と異なるのは、コグニサイズをいきなり始めると体に負担が大きいです。ケガや転倒をしないためにもコグニサイズの前に十分な準備体操が必要です。
コグニサイズは、考えながら体を動かすため、周囲や大勢に注意不足になってしまいがちです。転倒やケガをしないためにも、自分の体調や体制に気をつけて行いましょう。
コグニサイズには、つぎつぎと課題をこなす楽しみはあります。ですが無理は禁物です。あたらしい課題は、無理だなと思ったときは中止してもいいのです。
コグニサイズは、ラジオ体操に比べるとややハードです。体を動かしたあとは水分補給を行い休息しましょう。
自分の出来る範囲の体操で認知症予防を
コグニサイズは、認知症予防のための体操ですが、自分には難しいと思われる方もいると思います。コグニサイズの本どおりでないと認知症予防にならないというわけではありません。自分にあったやり方で継続するということが大切なのです。
いくら体を動かすことがいいといっても、その人の体力を無視した体操や、長時間行うなど無理をすることはケガの原因にもなります。リラックス効果をもたらすはずの体操が、ストレスの原因になっては意味がありません。
認知症予防として、推奨されているのは1日30分の運動です、普段体を動かしていなかった人には、いきなり30分の体操はハードルが高いです。最初に辛いと思うと、体操が嫌になってしまうかもしれません。最初は短く、だんだん30分に近づけてもかまわないのです。
午前・午後それぞれ15分のトータルで30分でもかまいません。自分にあった体操とペースで、毎日続けることが重要です。
まとめ
認知症にならないためにできること「認知症予防体操」とは?
認知症予防体操の目的とは?
認知症予防の体操「コグニサイズ」とは?
認知症予防の体操「コグニサイズ」の注意点は?
自分の出来る範囲の体操で認知症予防を