喉のイガイガを経験した人は少なくないでしょう。そして、症状も千差万別ですが原因も多岐にわたっています。病気の経過もまた同じで、なかには油断したために重症化する人もいます。
喉 の イガイガ は現代人の生活に大きく関係し、不摂生やストレスに要因があると指摘されています。
喉のイガイガは各種病気のターミナル
原因から症状までさまざま
「喉のイガイガ」と一概に言っても、原因がいろいろなら症状の軽重もかなり異なります。
通常は喉の奥のほうで圧迫感を感じる、なにかカサカサしたものが喉に引っ掛かったり絡んだような違和感があるなどが通例です。
症状も安静にしているだけで治ってしまう人、ちょっと喉に違和感を感じるだけの人、誰かと会話しながらも咳が止まらない人など程度も異なります。
また喉のイガイガは往々にして感染症、腫瘍、逆流性食道炎、甲状腺疾患などが関係している場合もあります。
咽喉頭異常感症はなにかのサイン
しかし、前記の例のように感染症などの明確な病気ではないときは咽喉頭異常感症も疑われます。そして近年の症例はむしろこちらのほうが多いという報告があります。
この咽喉頭異常感症は更年期障害、甲状腺疾患との関係が指摘されいわゆる中年の女性に多いとされてきました。
咽喉頭異常感症の場合は特別で早急な対応は必要ありません。しかし、喉の炎症は何かのサインであることは間違いなく、まずは医療機関で診てもらうことが先決です。
デリケートな喉、ストレスの関与も
喉は食べたものも吸い込んだ空気も、必ず通る大事な部分です。喉には粘膜があり健康な人は十分な抵抗力を備えていますが、普段とは違う慣れないことを慣れない場所で行ったりしたとか、強い疲労を重ねたときなどは必ず喉の粘膜も弱くなっています。
そんなときに外部から入ってくる空気中、あるいは食物中のウイルスや細菌などに粘膜が接するだけで反応し炎症をおこします。それだけ喉の粘膜はデリケートなのです。
粘膜の炎症はほかの要因でも発症します。タバコやお酒の飲み過ぎもその一例になります。また、梅雨時期より冬のほうが粘膜を傷つけやすいということは空気の乾燥に関係があります。
あるいは仕事の都合上、またカラオケなどで酷使した後の喉は声帯が痛めつけられていますから炎症を起こしやすい環境にあります。
最近は医学の研究者によってはストレスが関係しているという指摘もあります。実際にストレスの蓄積が喉の炎症を招き、喉がイガイガしたり違和感を感じたり口の中がひどく乾くなどの症例もあるのです。
ハウスダストとペット
喉のイガイガを誘発する原因はさまざまですが、アレルギーが原因で症状を出すことがあります。
まずハウスダストがあります。あまり掃除も喚起もしないまま放置している部屋などは埃がたまっていて、呼吸の時に吸引しまい喉のイガイガを引き起こす原因になります。
犬や猫などのペットもまた同様です。ペットの毛が喉まで入ってくるからです。
食べ物から発症するケースもあります。このような時はすぐ病院に行きアレルギー検査を受けるべきです。
食物アレルギーと花粉症
食べ物から喉のイガイガ症状になった例もありました。統計的には人にとって特定のもの(果物の例が多い)で喉などに不快な症状が出ると食物アレルギーがあらわれます。
これは口腔アレルギー症候群と呼ばれ、口や唇、あるいは喉の粘膜が腫れたりします。
また、アレルギーの原因となる果実と花粉症での花粉にはかなり似た部分もあって、この症状を起こす人は食物アレルギーと花粉症の合併症が多くみられました。
生活習慣病の延長線上
喉のイガイガは単なる炎症、あるいはインフルエンザにとどまらず、咽頭炎から咽頭がん、食道潰瘍、糖尿病、慢性腎炎行きのバスターミナルのようなものの可能性は捨てきれません。日常の不衛生、不摂生やストレスなどは常に喉を危険な状況下においているといってもいいでしょう。
喉のイガイガなど普段と違う違和感を覚えたら、できるだけ時間を作って早めに医療機関を訪れることは賢明なことです。
まとめ
喉のイガイガは各種病気のターミナル
原因から症状までさまざま
咽喉頭異常感症はなにかのサイン
デリケートな喉、ストレスの関与も
ハウスダストとペット
食物アレルギーと花粉症
生活習慣病の延長線上