肋骨周辺や背中に痛みを感じた場合は“ 肋間神経痛 ”が疑われるかもしれません。一度痛みが出ると、横になってじっとしていても痛みに苦しめられることもあります。この症状を改善するためには、まず痛みの 原因 を知ることから始めましょう。
肋間神経痛の原因と撃退方法!
肋間神経痛とは
肋間神経痛は、背骨から肋骨に沿って伸びる神経に傷がつくことや、刺激されることで起こる神経痛です。背中周りや肋骨あたりにチクチクとした痛みを感じると症状の始まりの可能性があります。
主な原因①怪我や病気
椎間板ヘルニアや、交通事故などの衝撃で背骨や肋骨が圧迫される、骨折などの怪我をしたことが引き金となり肋間神経痛を発症してしまった場合や、神経疾患などの病気が原因で発症することもあります。
怪我の場合にはいずれにしても、怪我をした衝撃で一緒に肋間神経に傷がついてしまい刺激を与えているといわれています。この場合は、根本的な怪我を治療しなければ、肋間神経痛もいつまでたっても治らないということが多いです。
主な原因②ウイルス
ヘルペスウイルスが原因となり肋間神経痛が発症することもあります。ヘルペスウイルスは、脊髄神経節に侵入しその神経が支配している皮膚へ激しく痛みを起こすと言われています。
もし、ヘルペスウイルスが胸部の脊髄神経へ侵入してしまうと、肋間神経痛と共に帯状疱疹も併発してしまうため、激しい痛みだけでなくかゆみにも襲われる可能性が指摘されています。
主な原因③ストレス
人間は、ストレスを感じると背中を丸くし猫背の状態になってしまいます。この、猫背が長い間続き、胸椎の動きが悪くなってしまうと、胸椎どうしの間で炎症を起こす原因のひとつになります。
(胸椎椎間関節症)肋間神経は椎骨の間から出ているので、当然その神経が存在する関節で炎症がおきると、肋間神経に刺激を与え、痛みを発症するというわけです。
現代では、このストレスが原因で肋間神経痛になる方も少なくないというデータがでているので、だれでもなりやすい怪我ということがわかります。
ただし、このストレスが原因である場合、ストレスが解消される(緊張がほぐれるなど)と肋間神経が脊椎からの圧迫から解放され、痛みがかなり楽になるということもいわれています。
主な原因④身体の冷え
身体が冷えてしまうと、筋肉が拘縮され、神経を圧迫してしまい、肋間神経痛につながってしまう可能性があるということもわかっています。
特に女性は冷え性の方も多いのでそれに伴って誘発されることも多々あります。この痛みを解消するには、まず冷えを解消することです。運動をして身体をあたためたり、温かい飲み物を飲んで温まったりなど、とにかく身体を温めることで痛みは少しずつでも回復していくと言われています。
原因を取り除くには?
まずは、その原因に対してしっかりと正しいアプローチをかけることが大切です。怪我や病気は防ごうにも防げない場合がほとんどなので仕方のないことですが、ストレスを溜め込まず、猫背にならないことを意識しながら生活することを心がけてあげると症状の予防や改善につながっていきます。
また、身体の冷えについては、先ほども少し述べたように、運動をおこなうことや、身体が温まるような飲み物やスープなどを食べることを意識してあげると症状は緩和されていくことがわかっています。
また、運動や食事に気を付けることは、肋間神経痛だけでなく、さまざまな神経痛や病気などの対策にもなると言われているので、生活習慣を今一度見直すということを行ってみるのもよいかもしれません。
さらに、運動の一環として筋力トレーニングを取り入れると、筋肉が身体につくことで“基礎代謝”があがり、これまでよりも冬ではあまり寒さを感じないことがありますので、日ごろからできる範囲のなかでトレーニングをおこなうことも一つおススメです。
まとめ
肋間神経痛の原因と撃退方法!
肋間神経痛とは
主な原因①怪我や病気
主な原因②ウイルス
主な原因③ストレス
主な原因④身体の冷え
原因を取り除くには?