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脊柱管狭窄症は痛いです、酷くならない内に治療を!

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脊柱管狭窄症には2種類あります。頸部脊柱管狭窄症は、腕から手、指にかけて強い痛みやしびれがあり、腕がだるく重い、手、指に力が入らないなどの症状が出ます。腰部 脊柱管狭窄症 は、腰が痛くて重い、足に痛みやしびれを感ずる、などの症状が出ます。 治療 はよく似ています。


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脊柱管狭窄症は痛いです、酷くならない内に治療を!


- 目次 -

  • 脊柱管狭窄症になり易い人
  • 頚部脊柱管狭窄症とは
  • 頚部脊柱管狭窄症の症状は
  • 頚部脊柱管狭窄症の治療方法は
  • 腰部脊柱管狭窄症とは
  • 腰部脊柱管狭窄症の症状は
  • 腰部脊柱管狭窄症の治療方法は

脊柱管狭窄症になり易い人

首や腰に負担がかかるスポーツ(ジョギング、ランニング、柔道、ラグビー、スキー、テニス他)や仕事、動作を長時間続ける人達。首や腰を頻繁に曲げたり、ひねったりする動作(ジャズダンスなど)を継続する人達。前かがみや座りっぱなしで長時間、同じ姿勢を続ける人達がこの病気になり易いです。年代的には50歳以上の人がなり易い傾向にあります。

脊柱管(せきちゅうかん)とは、脊柱(背骨のこと)を構成する椎骨(ついこつ)の椎孔が連なってできる管状の腔のことで、延髄に包まれた脊髄と血管、神経がその中を通っています。


頚部脊柱管狭窄症とは

もともと頸椎の脊柱管が狭い(一般的に12~13mm未満)人がなり易く、椎間板の突出や椎体の後ろの後縦靭帯や脊髄の後ろの黄色靭帯の肥厚(肥えて厚くなる)、あるいは椎体の骨棘(こっきょく)により脊髄や神経根が圧迫されて頚部(首の部分)、両上肢(両腕、手、足)などに痛み、しびれが起こる病気です。

後縦靭帯とは、硬い骨でできた椎骨と柔らかいクッションの役目がある椎間板がセットとになって積み重なっているのが背骨ですが、さらに連結を補強するため背骨の周囲を3本の靭帯が並行して走っています。後縦靭帯はこの内の1つです。

他に前縦靭帯と黄色靭帯があります。骨棘とは、骨に加えられた何らかの刺激に反応して骨組織が増殖して棘状(とげじょう)になったものです。


頚部脊柱管狭窄症の症状は

肩、首のまわりの筋肉がこって、張っている、腕の外側でひじくらいまで痛みやしびれがある、手の指の先端まで痛みやしびれがある、握力が低下し、手、指の動きが不自由となる。などです。


頚部脊柱管狭窄症の治療方法は

障害の進行程度により治療方法が異なります。軽い場合はストレッチ体操などの運動療法が効果的です。但し専門医の指導が必要です。

中程度の場合は、コルセットを使用しての姿勢の制限が主流で運動療法と併用されます。

中程度から重度の場合は温熱療法(患部をホットパックなどで温める)や牽引療法(牽引器を使って頚部を引っ張ったり緩めたりする)、マッサージなどがあります。

重度になると、薬物療法、ブロック注射が使われています。薬物療法とは、患部に貼る薬、塗る薬、内服薬などがあり、痛みを和らげる効果があります。他にも弛緩薬、循環障害改善薬、ビタミンB12、抗不安薬などが使われています。

重度では手術が行われ、脊柱管を狭くしている原因の骨や靭帯を切除する除圧術、上下の椎骨を固定する固定術(固定金具を入れる)などが行われ、内視鏡による手術も行われています。


腰部脊柱管狭窄症とは

脊柱管を取り囲む椎体や椎弓の変形(変性)や靭帯の肥厚(厚くなる)、そして椎間板の変形による膨らみ、突出など脊柱管を構成する組織の変形によって脊柱管が狭くなったために、脊柱管の中の神経や血管が圧迫され、神経が障害される病気です。老化現象の1つとされています。


腰部脊柱管狭窄症の症状は

腰痛や腰の周りの鈍痛、重くなる、違和感や痛み、しびれなどがあります。特徴的な症状に間欠跛行(かんけつはこう)があります。安静時には何ともなく、歩き続けると足に痛みやしびれ、脱力感がでてきますが、前かがみになって休憩すると症状が軽くなり、また歩けるようになります。

その他、太ももからふくらはぎ、足の裏、などが痛くなる、しびれる、といった症状もあり、足が上がらない、つまずく、スリッパが脱げやすいなどの症状もあります。重度になると排尿障害、便秘、などの症状もみられます。


腰部脊柱管狭窄症の治療方法は

頚部脊柱管狭窄症とよく似ています。

運動療法では、腹筋、大殿筋(お尻の筋肉)などの筋肉を鍛える運動、腸腰筋の運動など骨を支える筋肉を鍛えることで痛みを和らげます。

理学療法では、牽引器による間欠牽引、持続牽引、ホットパックによる温熱療法、超音波療法、筋肉マッサージなどが行われています。

薬物療法では、貼薬、外用薬、内服薬、筋弛緩薬、ビタミンB12、プロスタグランジンE1製剤(血流促進の薬)などが使用されています。

神経ブロック療法では、神経の痛い所に局部麻酔薬を注入して、神経を麻痺させ痛みをとる方法です。痛みが極度に強い場合に使用されます。

最終的には手術です。症状が酷く、排尿障害などが出てきたら手術もあり得ます。椎弓を部分的あるいは全部除去します。神経を圧迫している骨や肥厚した靭帯を削り取ります。

腰椎が安定していない場合は、本人の骨盤から採取した骨を腰椎に移植して金属で固定します(脊椎固定術)。

狭窄している部分が少ないときは内視鏡による手術を選ぶ場合もあります。

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まとめ

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