人体には空気中の有害な物質や、混入している細菌などから身を守ろうとする防御本能があります。
しかし、咳は苦痛を伴い反復するため本能的に咳を止めたい、つまり「 咳止め 」を緊急作動させます。
咳は人体の反射神経的反応ですが、就寝時や出ては困るときに出るのが咳。咳に悩む人にとって咳止めは切実な問題でもあります。
こんな時に辛い咳が!咳止めの裏技はなんだ!
咳止めの第一歩、まず自分の症状を見極める
咳は出始めた時から継続している期間によっても「咳止め」の対応は微妙に変化します。痰が出るか出ないかも大きな判断要素になるでしょう。
咳を風邪かな?くらいに安易な判断をして、長期にわたり放置しておいたため大病になった前例もあります。症状をきちんと見極め、まずは早めに医師の診断を仰ぐことが「咳止めの出発点」になります。
咳止めの選び方
咳が3週間以内だというケースは市販の咳止め薬で治る可能性もないわけではありません。薬局に行くと目移りするほどたくさんの種類の咳止め薬が販売されています。
咳止め薬で注意すべきは生後3カ月以内では使用できないということです。5歳以下ではトローチの服用は控えること、8歳以上になれば効能書きをよく読み、分量を確かめてほとんどの薬は与えることができます。
しかし、咳止めはほかの薬と異なり、15歳以下、または妊婦や授乳中の女性が飲んではいけないものも多種あります。パッケージに書いてある小さな文字を見逃さず決めなければいけません。
一般的には、成分にトラネキサム酸が入っているものはのどの炎症を和らげる効果があるとされています。
市販の咳止めの重要な注意点
咳止め薬には眠気(一部は便秘も)を促進する成分が多く含まれています。特に抗ヒスタミン剤が入っているものはそれらの作用が強いので、服用したら自動車の運転や機械類の操作、精密な作業は避ける方が良いとされています。
東洋医学の世界でも咳止めに効果的な薬はあります。症状によって「麦門冬湯」や「五虎湯」が良く知られています。
冒頭で触れたように、薬を選ぶとき痰が絡んだり粘着性のある咳か乾いたままの咳なのか、咳が出はじめてからの期間がどのくらいかは選ぶ際の大事なファクターとなります。
乾いた咳止めを選ぶなら咳嗽(がいそう)中枢に作用するもの、痰が絡むなら去痰作用を持ち気管を広げる作用のあるものが適当です。
蛇足ながら、前者は長期服用はできません。それは麻薬性鎮咳成分が含まれているからです。後者の去痰作用を有する薬には血圧や心拍数上昇という症状が出ることがあります。そこは細心の注意が必要で、心臓病、糖尿病、高血圧の持病がある方は服用を避けるべきです。
咳止めに効果的な食べ物は?
咳止めに効果的なレシピを紹介しているメニューもあります。喉に刺激の強い(例えばトウガラシや胡椒など)を避け、気管周辺にも優しい食べ物や飲み物はたくさん研究されています。
これが根本的な治療にはなりませんが、咳止めの辛さを体験中の方にとっては栄養を吸収することと、精神的に安定させることも病気治療にとって大事なことだという点で評価されています。
咳止めの裏技
市販薬を使う場合、あくまでもそれが一時的な対処療法であることを改めて自覚するべきです。特に咳が長く続く場合は、もっと厄介な感染症やさまざまな病気が考えられます。
咳を根本的に直すなら、市販薬を飲むより忙しくても時間を割いて専門の病院で診てもらうのが最良の策です。
現代の多忙な時間を生きる現代人にとって、頭のどこかにあるのにスルーしてしまう意外な盲点は『早期検査・早期発見・早期治療』に間違いありません。これこそが現代人のキーワードで、いわば『裏技の裏技』なのです。
まとめ
こんな時に辛い咳が!咳止めの裏技はなんだ!
咳止めの第一歩、まず自分の症状を見極める
咳止めの選び方
市販の咳止めの重要な注意点
咳止めに効果的な食べ物は?
咳止めの裏技