賢く治療を受けよう！高齢者の歯周病の治療費用

高齢者の方の 歯周病 の 治療費用 は高額になることが多いです。

理由は歯や歯肉の抵抗力が落ちているために進行がはやいこと、また特に糖尿病を持っている方は普通の方より２倍強も歯周病になりやすいことなどいろいろですが、正しい知識を持って少しでも費用を安くおさえたいところです。

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－目次－

歯周病には初期・中期・重度という段階があり、それぞれの段階ごとに行う治療は変わり、かかる金額も大きく変わってきます。

どの段階でもまず最初に検査として歯周ポケットの深さを調べます。この結果によって治療方針も決まります。

初期段階の治療では、スケーリングという基本のプラークや歯石を取りのぞく作業をします。その後適切な歯みがきの習慣を実践すれば、初期段階の歯周病はきれいに治すことが可能です。

中期段階の歯周病ではスケーリングのみでは足りず、スケーリング・ルートプレーニングという治療をします。これは特殊な器具で深くなった歯周ポケットの奥まできれいにする治療です。

重度段階にまでなってくると、外科的治療が必要になります。歯周ポケットを根本的に浅くするための歯肉切除や、保険適用外治療である歯周組織再生療法が主な治療法になります。

平成２０年４月から開始された後期高齢者医療制度により、７５才以上の方や６５才から７４才で寝たきりなどの一定の障害があると認定された方は、病院窓口での保険適用分の支払いが原則として１割負担となっています。

下記から示す保険適用の治療費用の記述は、すべてこの１割負担として記載しています。

ただし引き続き働くなどして、課税所得が１４５万円を超えるなどの条件を満たした場合には「現役並み所得者」となり負担が３割に変更されますので注意してください。

上記で示した各段階ごとの治療法の内、歯肉切除までは保険適用内での治療が可能です。

なお、医療機関ごとの差異も大きいためここで示すのはあくまで目安であることと、歯周病治療は数回通院することになるため、示しているのは合計額になっていることをご注意ください。

検査とスケーリングまででは3,000円ほど、スケーリング・ルートプレーニングまで進むと4,500円から6,000円ほど、歯肉切除まで行くと35,000円ほどがかかることになります。

ここまでは１割負担のためそれほど高額であると思われないかも知れませんが、問題は歯周組織再生療法です。高齢者の方はこの段階まで歯周病を放置することが少なくないため、この治療法にもお世話になることが多いです。

歯周組織再生療法には、エムドゲイン療法とＧＴＲ法、骨移植などの種類がありますが、どれも保険適用外治療となっています。

費用はどれも50,000円から100,000円ほどかかり、しかも一部位ごとであるため治療部位が多い場合には金額がどんどんはね上がります。総額で3,000,000円ほどにまでなってしまうことも珍しいことではありません。

この段階までくると相当厳しい出費となりますので、歯周病は早期発見、早期治療が何よりの治療費用節約につながってくるのです。

さまざまな歯周病の治療法をみてきましたが、これらを受ける前提として、信頼できる歯医者をうまくみつけることはとても重要です。

高額な治療を行うのに説明の少ない歯医者では不安がつのりますし、納得してお金を払うためにはよい歯医者に出会うことが必要不可欠です。

よい歯医者を探す方法としては、近年ではインターネットでさまざまな口コミを集めたホームページがありますので参考にするとよいでしょう。

インターネット上での悪い口コミは必ずしも本当のことであるとは限りませんが、あまりに多いのであればあえてその歯医者を選ぶ必要はないと考えられます。

また歯医者自体のホームページもよく見るとさまざまな発見があります。診療時間案内や交通手段以外にも、院長名や略歴、保険適用外治療の治療費などをしっかり書いているようなところは信頼感が持てます。

また設備投資をどのくらい行っているかを紹介しているところであれば、最新の治療法を研究しかつそれを患者に還元して行こうという態度がみられるよい歯医者と言えます。

他にも電話をかけた時の印象、予約制や担当制になっているかどうかなども有用な情報です。

とにかく高額になりがちな高齢者の歯周病治療費用。これらの情報もうまく活用して少しでも賢く治療を受けましょう。

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まとめ

賢く治療を受けよう！高齢者の歯周病の治療費用
歯周病の程度によって変わる治療の種類
高齢者の医療費負担割合について
ここがわかれ目！歯周病の保険適用になる治療と保険適用外治療
こんなに高額に！保険適用外治療について
信頼できる歯医者のみつけ方