立ちくらみ や 吐き気 の症状は、多くの方が感じたことのある症状で不快なものです。頻発する場合には、日常生活への影響も懸念されます。立ちくらみや吐き気がする病気を詳しくご説明致します。
立ちくらみや吐き気がする病気とは?
立ちくらみや吐き気の原因は?
私たちの体は、無意識でいるにもかかわらず瞬きや呼吸をし、体を自然と動かすことができています。これらの動作などは交感神経系が大きく作用しています。意識をしなくても、生命維持に必要な働きを指示・伝達していてくれるのです。
立ちくらみや吐き気はこの交感神経系の伝達が何らかで障害され、伝達が遅れた場合に起こる症状です。高齢者の場合は、立ちくらみや吐き気によって、ふらつき転倒することもあるので注意が必要です。
失神?起立性低血圧とは
立ち上がったら急な立ちくらみや吐き気を感じられたことが多いのがこの状態です。立ち上がることによる、血圧の急激な変動によって、体が対応しきれず感じるものです。
他にも、集会などで長時間立っていることによって脳の血流量が低下し、一時的な脳貧血となることがありますが、こちらも起立性低血圧です。
立ちくらみや吐き気で済む場合がほとんどですが、低血圧など体調によっては失神することがあります。立ち上がる時は、ゆっくりと立ち上がり、しっかりとつかまっておくことが大切です。
意外!?高齢者に多い貧血とは
高齢者になってくると。身体的なものの衰えだけでなく、食事の摂取量の変化や吸収力が低下から低栄養状態になってくることがあります。
他にも、基礎疾患などにより、臓器の機能低下に伴い貧血が進行してくる場合があります。定期的な血液検査などをして、医師がフォローしている場合は必要に応じて、食事指導や薬を処方してくださるでしょう。
知らないまま貧血が進行すると、強い立ちくらみや吐き気の症状が出ることもあります。体内の隅々まで栄養や酸素を運搬する赤血球が減少するため、だるさや食欲不振などが出てくることがあります。
基礎疾患による症状や薬の影響とは
高血圧などの、血管障害の疾患を有する方は要注意です。高い血圧に慣れてしまうと、立ちくらみや吐き気を感じないことや、感じたときには命に関わる状態であることも少なくありません。毎日の血圧測定や服薬、生活習慣の改善が必須でしょう。
立ちくらみと吐き気を伴う症状には、重大な疾患として心疾患・脳血管障害・腎障害などがあげられます。高齢者の場合は、小さな脳梗塞を起こしていることもあるので「いつもと様子が違う」と感じたら受診をおすすめします。
辛い!メニエール病とは
耳の奥には、平衡感覚を司る三半規管があります。三半規管にリンパ水腫が起こることで強い立ちくらみや吐き気を感じるようになります。ひどい場合は、歩行もままならず、食事も摂れないため入院することもあります。
常に船に揺られているような、無重力感は非常に苦痛を伴い、立ちくらみや吐き気以外にも、めまいなどが出現します。日常生活に支障が出るだけでなく、精神的な苦痛も大きいのではないでしょうか。発症のメカニズムは解明されていませんが、ストレスが要因となることがあるようです。
強いストレスにご用心!
愛する家族やペットの死などで強い悲しみを感じた、怒りなど多大なショックを受ける出来事があると、自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れることで、体の調子が悪くなることがあります。思い当たる出来事があり、立ちくらみや吐き気を伴う症状を感じられたことがないでしょうか。
体中の力が、へなへなと抜け落ちるような脱力感を感じることもあるようです。自律神経の乱れは、長引くとうつ状態や体の不調が本調子になってしまいますから、必要であればかかりつけ医や心療内科などで相談されることをおすすめします。
立ちくらみや吐き気は身近な症状
立ちくらみや吐き気は、日頃から起きやすい症状であり、身近なものです。繰り返し起きる場合には、病気が隠れているかもしれません。過信せず、ご自身の体と向き合うことが大切です。
神経や血流は、意識してコントロール出来るものではありません。正しい知識をもった医師の指示のもとうまく付き合える方法を模索するのも手段ではないでしょうか。
まとめ
立ちくらみや吐き気がする病気とは?
立ちくらみや吐き気の原因は?
失神?起立性低血圧とは
意外!?高齢者に多い貧血とは
基礎疾患による症状や薬の影響とは
辛い!メニエール病とは
強いストレスにご用心!
立ちくらみや吐き気は身近な症状