現代にはライフスタイルから発症する生活習慣病といわれる病気はたくさんあります。糖尿病も生活習慣病の1つであり、戦後から生活が豊かになるにつれ患者は増加傾向にあります。
糖尿病にかかると、体中にエネルギーが行き渡らないことから、だるさや疲れをはじめとして日常のあらゆる部分に支障が出てきます。しかし症状初期の段階で、病気を発見することが大事にもかかわらず、本人が自覚することが難しい病気です。
では1度患ってしまったら 糖尿病 は 治る 病気なのでしょうか?今回は糖尿病は治る病気?というテーマをお伝えします。
糖尿病は治る病気?
糖尿病の特徴
糖尿病には、初期症状がわかりずらく本人が糖尿病と無自覚で病気の発覚が遅れてしまう、という特徴があります。前兆となる症状としては、体型が太るか、やせるかなど著しく変化することがあります。
また糖尿病になると、尿に糖分が含まれるため白濁化するか、水を飲み過ぎて色がなくなってしまうことがあります。こうした前兆が見られると糖尿病の可能性が高くあります。
糖尿病になれば、ブドウ糖が体全体に行き渡らないことによる体の疲れやだるさ、多尿により脱水症状や異常なのどの渇きが発生します。放置しておけば脳卒中などの他の疾患に発展する可能性もあり、日常生活にも大きな支障をきたすようになります。
糖尿病が発症する原因
糖尿病が発症する原因はブドウ糖を体内に満遍なく運ぶための役割を果たす、インスリンが正常に作用しなくなることにあります。インスリンが正常に作用している状況では、食後に糖の処理が適切に行われ、血液から細胞へとエネルギーが行き渡ります。
しかしインスリンが正常に作用しなくなると、糖が適切に処理されなくなり、血液中に糖分が溜まってしまうため高血糖の状態が続きます。高血糖の状態が続くと、細胞にエネルギーが行き渡らなくなるため、体中に脱水症状や疲れやだるさをはじめ、あらゆる症状が発症します。
血糖値を上げるためのホルモンは、多様にある一方で、血糖値を下げるためのホルモンはインスリンしか存在していません。糖尿病の原因は、インスリンが正常に作用しなくなってしまうからです。
糖尿病は治ることは可能?
糖尿病には全部で4つのタイプがあり、日本で多いパターンは生活習慣からインスリンの効き目が悪くなる第2型糖尿病です。第2型糖尿病においては、インスリンが少しでも効き目が増すように食生活を整えることが大事です。
運動不足や暴飲暴食をさけ、体内にインスリンが効き目が高まるような工夫を行うこと、糖度の高い食べ物やカロリーの高い食べ物をさけて、少量のインスリンで処理できるような食生活を行うことが大事です。
こうして、血糖値を厳格にコントロールするための取り組みを継続していれば、血糖値を正常な値に戻すことは可能と言われています。
一方でこれは第2型糖尿病において当てはまる話であり、インスリンが減少してしまう第1型糖尿病などには当てはまりません。しかし日本で95%近い患者が当てはまる第2型糖尿病は厳格に血糖値をコントロールすることで、病気を治すことは可能です。
糖尿病にかからないために
糖尿病は1度患ってしまえば、完治までの道のりは険しい病気です。適度に運動を行う、暴飲暴食をしない、などとバランスのとれた生活習慣を心がけることが何よりの予防です。また前兆をしっかりと見極めることも大切です。
仕事が忙しくて病院になど、行っている時間がないというビジネスマン向けに、自宅で糖尿病かどうかを判断するための検査キットも販売されています。糖尿病が心配な方は、病院や検査キットを活用して糖尿病を患う前にしっかりと予防しましょう。
まとめ
糖尿病は治る病気?
糖尿病の特徴
糖尿病が発症する原因
糖尿病を治ることは可能?
糖尿病にかからないために