糖尿病は寝不足、疲れ、過食、アルコール、仕事のストレス、など生活の乱れからや生活習慣が原因となる生活習慣病として知られる病気です。ホワイトカラーというあまり体を動かさない職種が増え、食生活が豊かになる先進国では糖尿病患者、予備軍はいずれも増加しています。
糖尿病の難しい点は、糖尿病の前兆となるような症状が出ていたとしても、本人が無自覚なため糖尿病と発見されることが遅れてしまう点です。
では糖尿病を早期発見するためには、糖尿病にはどのような前兆があるのでしょうか。今回は、日常生活に侵食する 糖尿病 の 前兆 を紹介します。
日常生活に侵食する糖尿病の前兆
糖尿病はどんな病気?
糖尿病は日常生活の乱れから、血糖値が高い状態が続くことでエネルギーが細胞まで上手く運ばれなくなってしまう病気です。糖尿病になると本来、体中にブドウ糖を運ぶ役割を果たすインスリンが作用しなくなることで病気は発症します。
体にエネルギー源が行き渡らないことで、疲れやだるさをはじめとした症状が出始め、脳卒中など心血管疾患をもたらす可能性があるほか、網膜症や神経に合併症を引き起こす可能性もあります。仕事や日常生活にも大きな影響が出るほか、医療費も大きな負担となります。
糖尿病の前兆、体型の変化と排尿時の変化
糖尿病の特徴として、初期症状がわかりずらく本人が糖尿病と無自覚で病気の発覚が遅れてしまう、ということが挙げられます。どのような症状や前兆があるのか知ることで、症状が大きくなる前に対策を行うことができます。
前兆の1つとして体型の変化が挙げられ、周りから太った、やせた、などと指摘されることで気づくことが多いようです。その他に代表的な前兆が、排尿における尿の色の変化です。糖尿病になった人の尿は、尿に糖分が含まれるため色が白くなることがあります。
また水分を取り過ぎて色が全くないというパターンもあります。排尿は糖尿病を見分けるための代表的な前兆で、検査キットなどで自宅で検査を行うことも可能です。
その他の前兆
糖尿病の前兆は、体全体にブドウ糖が行き渡らないことにより多岐にわたります。
多尿による脱水症状やのどの渇き、自律神経の乱れから発汗作用への異常が生じて汗を異様にかいてしまう、食べたものが体に行き渡らないことによる体の疲れやだるさ、血圧がうまく調整できないことによる立ちくらみ、自律神経の障害にともなう下痢や吐き気、このように糖尿病は日常のありとあらゆる所で、つきまといます。
小さな前兆を見逃さないことが大切なのです。
世界で増え続ける糖尿病患者
糖尿病患者は日本においては、戦後から大きく経済成長に成功した年に増加している傾向にあります。外食産業やコンビニエンスストアなどにより食生活が豊かになり、ライフスタイルが変化することで肥満の人が増加したことが原因の1つです。
日本に限らず世界中で、特に成長著しい都市部の地域では糖尿病患者は増加しています。2014年までの段階で、3億8000万人以上の患者がおり、中でも中国は世界で最も糖尿病患者が多くなっています。
糖尿病の治療方法
1度糖尿病になってしまうと、糖尿病は症状を完治させることは極めて難しい病気です。糖尿病治療においては、日常的に高い状態にある血糖値を厳格にコントロールすることが大切になります。
そのために食事療法を行い、カロリー制限や糖分の多い食事を控えるなどの食事制限を行い、血糖値上昇を防ぎます。さらに体にバランス良くエネルギーや栄養素が行き渡るための栄養バランスも配慮していきます。
薬物治療は、対症療法的に利用して、疲れやだるさといった症状に対応していきます。基本的にはいかに血糖値を厳格にコントロールするか?という点が大事になるので生活習慣を整えることが糖尿病治療においては大事なのです。
まとめ
日常生活に侵食する糖尿病の前兆
糖尿病はどんな病気?
糖尿病の前兆、体型の変化と排尿時の変化
その他の前兆
世界で増え続ける糖尿病患者
糖尿病の治療方法