椎間板ヘルニア はぎっくり腰の痛みと下半身のしびれというつらい症状を伴う病気です。痛みとしびれをとるための治療を行っても回復せずに長期的に渡って病気が続く場合には 手術 を選択する必要があります。どのような手術方法があるかを事前に知っておくことは重要です。
あなたは椎間板ヘルニアの手術の必要な場合と手術法を知っていますか(前編)
椎間板ヘルニアの手術が必要な場合はどんな時ですか
椎間板ヘルニアの症状は大きくわけて急性期・慢性期・回復期の3段階の時期にわかれます。
急性期は発症直後であり激痛を伴っていますので、対処方法は安静第一です。その後、薬物療法として内服薬・ブロック注射・ステロイド剤を投与して痛みとしびれを取り除きます。
慢性期には運動療法でからだを動かすことを加えていき、血行を改善させます。そして、最終的に完治する回復期に至ります。
しかし、発症して3ケ月以上に渡り薬物療法・運動療法を続けても痛み・しびれ感が取り除かれない場合は手術療法が行われます。日本整形外科学会の診療ガイドラインによると、手術療法を開始するには「患者からの強い要望があった場合」という前提条件がついています。
どんな手術方法がありますか
椎間板ヘルニアの手術には多くの種類がありますので、先生の説明をよく聞いて自分に適した手術方法を選んでください。次の項目が手術方法によって異なりますので参考にしてください。
麻酔方法
以前は全身麻酔が主流でしたが、最近では局所麻酔の方法もでてきました。麻酔方法と入院期間はある程度比例しますので、日帰り手術・半日入院から3週間程度の入院日数になる場合もあります。
傷の大きさ
切開手術から内視鏡手術及びレーザー手術の方法によって切開部位の大きさが針穴程度から6cmほどの大きさまでありますので、肉体的負担に違いがあります。
保険適用
保険適用される手術と保険適用外の手術がありますので、費用負担には大きな違いがありますので注意をしてください。
まとめ
あなたは椎間板ヘルニアの手術法を知っていますか(前編)
椎間板ヘルニアの手術が必要な場合はどんな時ですか
どんな手術方法がありますか