ぎっくり腰と下半身のしびれを伴う椎間板ヘルニアが、3ケ月以上にわたり薬物治療・運動療法をつづけても改善されない場合は手術を行います。 椎間板ヘルニア の手術にはさまざまな方法がありますので、 手術費用 にも差が生じますので事前にしっかりと理解しておいてください。
あなたは椎間板ヘルニアの手術費用を知っていますか(前編)
手術費用に影響する項目とは
手術費用自体に大きく影響するに項目としては保険適用の手術か保険適用外の手術の選択です。保険適用の手術方法の場合、患者さんの負担は後期高齢者以外の場合、健康保険の自己負担割合3割負担のため手術費用の3割になります。
しかし、保険適用外の手術の場合は全額自己負担ですので、あきらかに負担する費用は増えます。
次に手術費用へ間接的に影響する項目としては、日帰り手術か入院による手術かの選択です。入院しての手術の場合は入院に伴う経費として食事代・差額ベッド代・雑費代などが追加でかかります。
さらに、手術費用に追加して負担する項目としては検査費用があります。この検査費用は保険適用となりますので、自己負担の割合に応じて支払います。
手術費用に影響する項目をすべて加算した場合の自己負担の総額費用としては10万円前後から約70万円前後までかかります。
しかし、高額医療費の対象となる場合には自己負担は前記の金額より軽減されます。そして、条件があえば医療費控除の確定申告によって還付を受けることできます。
手術・検査費用以外の入院費用としていくらかかるか
手術・検査費用などの医療費以外の入院1日あたりの自己負担額の全国平均金額は食事代(1日3食)1、080円、家族の交通費・食費等の費用 1、500円及び希望しての個室使用時の差額ベッド代 5、920円となり合計で8,500円となります。
もちろん、入院される医療施設によって入院費用は異なりますので事前に確認してください。
椎間板ヘルニアの手術にて入院が必要な場合は、入院期間は1週間から2週間となりますので、総額は59,500円から119、000円となります。
検査費用としていくらかかるか(3割負担の方の場合)
椎間板ヘルニアの場合は、初診時にはX線検査を必ず実施しますので、初診費用と合わせて約3千円かかります。
手術前の検査としてはMRI検査を主に実施しますが、検査費用としては約1万円かかります。但し、患者さんによっては閉所恐怖症によりMRI検査をできない場合はCT検査を行います。この場合の検査費用は約千円かかります。
これ以外にも血液検査、心電図検査などが実施されますので、検査関係で総額約2万円は負担する必要があります。
まとめ
あなたは椎間板ヘルニアの手術費用を知っていますか(前編)
手術費用に影響する項目とは
手術・検査費用以外の入院費用としていくらかかるか
検査費用としていくらかかるか(3割負担の方の場合)