現代におけるストレス社会ではうつ病にかかる可能性がとても高くなっています。性格や気が弱いからかかるという病気ではないこともわかってきました。うつ病とは?そして病院にかかるタイミングは?など疑問も多いものです。
今回は急増している うつ病 の実態と正しい 病院 の選び方についてご説明します。
最近急増しているうつ病の実態と正しい病院の選び方(前編)
最近急増しているうつ病患者
現在日本国内では110万以上の方がうつ病を含む気分障害といわれる精神疾患を患っているというデータがあります。年代別にみてみると、40歳代が一番多いのですが70歳代、60歳代もけっこう多いのです。男女別でみると男性より女性の方がどの年代で比較しても多くなっています。
なぜうつ病患者は増え続けているのか考えてみます。
IT社会が加速化してさまざまな情報が飛び交っています。情報量もかなりの量がありますが、それと同時に情報に対する処理能力も求められます。多様化するさまざまな問題をより迅速に正確に処理することを求められており、精神的にはかなりのストレスがかかるようになりました。
バブル期とは違い仕事の疲れを飲み会で発散するという方もずいぶん減っています。核家族が増え、家族や家庭の悩みを誰かに相談することもできず、抱えたまま一人で悩んでいる場合も多くみられるようになりました。
肉体的な疲労から精神的な疲労も加わり、夜が眠れなくなるということからうつの症状を発症してしまうケースが多くみられます。
高齢者の方は要注意!老人性うつ病も増えています
年齢を重ねると、体力や気力が衰えて健康への不安が大きくなります。高齢者の場合、喪失体験がうつ病のきっかけになりやすいと言われています。
長年働いてきた会社の定年退職、親しくしていた人たちとの死別、こどもが独立することで気持ちの張り合いがなくなる、一人暮らしの孤独感などからうつ病になる場合が多いのです。
高齢者の場合、気分的な精神症状については話さず、耳鳴りやめまい、頭痛、腰痛や原因がはっきりとしないけれど身体のあちこちが調子悪いと訴えることが多いため、うつ病と診断することを見過ごされてしまい重症化することも多いのです。
まとめ
最近急増しているうつ病の実態と正しい病院の選び方(前編)
最近急増しているうつ病患者
高齢者の方は要注意!老人性うつ病も増えています