辛い痛みや痺れを伴う坐骨神経痛は、改善や対策が可能ならば取り入れたいものです。日常生活に支障をきたしがちな 坐骨神経痛の治し方 のコツと継続したい運動療法についてお伝えします。
坐骨神経痛の治し方のコツと運動療法とは?(前編)
坐骨神経痛の原因の特定が治癒への一歩
坐骨神経痛を治すためには、坐骨神経痛を引き起こしている原因疾患が何かを特定することが必要不可欠です。原因となる疾患によって、坐骨神経痛の治し方が異なるからです。
むやみに自己治療を行うと、痛みなどの症状増悪し、神経障害が起きることがありますので必ず整形外科などの医療機関に受診をすることをおすすめします。
整体やカイロプラクティックなどの民間療法は、症状の緩和を期待することはできるかもしれませんが、治すために必要な原因疾患を突き止めることはできません。
坐骨神経痛の治し方の基本
坐骨神経痛の治し方の基本は、日常生活の改善をしていくことです。動作や姿勢の見直し、肥満の方は減量する必要があります。
坐骨神経痛の場合、筋肉がこわばっていることがいため適切な運動を毎日行い、血流を改善し冷えを防止することが坐骨神経痛の治し方の基本になります。これは、温存療法であっても、坐骨神経痛の手術後であっても必要な認識であります。
普段何気なく行っている動作や姿勢が、坐骨神経痛を悪化させ、適正な動作を保持する筋肉量が低下していることがほとんどで、長年の生活習慣を改善することでは容易ではありません。
過ごし方の意識と動作、適度な運動を継続して取り入れられるように、無理のない範囲で1つずつできることから始めてまいりましょう。
急性期の坐骨神経痛の治し方
痛みや痺れなどの坐骨神経痛の症状が強く出ているときを急性期とします。このようなときは、無理をせずに患部のアイシングと安静にするようにしてください。外出や作業を控え最低限の日常生活動作内に留めます。
急性期の坐骨神経痛の治し方は「何もしない・頑張らない」ことが大切です。医師から鎮痛剤を処方されている場合には、指示通り服薬をします。鎮痛剤には炎症を抑える作用もあります。数日経つと、痛みや痺れが始めよりも和らいできます。
高齢者の場合は、身体を動かさずにいると、2~3日で筋力が低下します。転倒や寝たきりのリスクが出てきますので、痛みが和らいできたら痛みや痺れの悪化しない程度でス正しいストレッチや壁伝いに歩行を開始します。
まとめ
坐骨神経痛の治し方のコツと運動療法とは?(前編)
坐骨神経痛の原因の特定が治癒への一歩
坐骨神経痛の治し方の基本
急性期の坐骨神経痛の治し方