血管年齢は血管の老化度合いを示す健康作りに大事な指標です。血管年齢が実年齢より高くなる原因には老化の他、生活習慣が大きく関わっています。毎日の生活を少し見直すだけで、血管年齢を改善することができます。
血管年齢 が高くなる原因と 改善 する方法について紹介します。
継続は力なり!血管年齢を改善する方法
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血管年齢が高くなる原因とそのリスクとは?
血管年齢が高い、ということは即ち動脈硬化が進行していることを示しています。動脈硬化とは、血管が硬くなったり、さまざまな物質が溜まることで血管が狭くなり、血流が滞ってしまうことを言います。
高血圧や高血糖、中性脂肪が高いとさらに動脈硬化が進み、ひいては心筋梗塞や脳梗塞など、生命に関わる疾患を引き起こすリスクが高くなるのです。
血管年齢が高くなる原因には、不規則な生活リズム、偏った食生活や運動不足、喫煙の有無などの生活習慣に大きく左右されます。生活習慣を見直し、日々の生活に一工夫を加えることで血管年齢の改善につながります。
まずはこれだけでもやってみよう!睡眠の取り方と入浴の方法
最初に生活の中で欠かせない、睡眠と入浴について少しだけ見直すところからはじめましょう。
まずは「質の良い睡眠をとること」です。これはゴールデンタイムと呼ばれる、成長ホルモンが分泌される22時~翌2時の間に就寝することで、傷んだ血管をこの成長ホルモンが修復してくれ、血管年齢の改善につながります。
また、入浴方法についても少し工夫してみましょう。シャワーで済ませるのではなく、40~41℃程度のお湯に15分程度じっくり浸かることで、血管が拡張されて血流が良くなります。
時間はあくまで目安ですので、身体に負担がかからない範囲でじんわり汗をかく程度で浸かりましょう。
運動をするなら「ながら運動」がおすすめ!
適度な運動は血流を促進し、血管年齢の改善に効果的です。特に第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎを意識して使うことで効率良く血流を促進することができます。
生活の中に取り入れやすい「ながら運動」は身体への負担が少なく、また運動だけに取られる時間も少ないので、時間に余裕のない方やもともとの持病があるような高齢者にもおすすめです。
「ながら運動」を取り入れる方法
「ながら運動」を毎日10分続けるだけでも血管年齢の改善に効果的です。TVを見ながらであれば、ふくらはぎや太ももを伸ばすなどの軽いストレッチを取り入れてみましょう。ふくらはぎを柔らかくすることで血流が促進され、血管年齢の改善に役立ちます。
家事をしながらであれば、かかとの上げ下げを10回×3回、足首回しやつま先立ちを取り入れるのも効果的です。
また、出勤途中や買い物に行くさいには、大股で太ももを意識しながら早歩きや階段で一段飛ばしなどを行うことも良いでしょう。
また、寝ながら行うことができる足曲げ運動もおすすめです。仰向けになり、両手は床につきます。直角に膝を曲げ、胸の方にゆっくりと近づけ2~3秒キープします。腹筋に力を入れることがポイントです。
これを何度か繰り返すだけで筋力向上にもなり、血管年齢の改善に繋がります。ラジオ体操なども有効ですが、早朝の運動は血管に負担がかかるため避けましょう。
食事にも一工夫することで、血管年齢の改善に!
食事をとる際にも少しの工夫をするだけで、血管年齢の改善に繋がります。特に、高血圧の原因にもなる、塩分の過剰摂取には注意しましょう。
漬け物、ハムやソーセージなどの加工品といった塩分の高いものは避ける、醤油はかけるのではなく浸けて食べる、ラーメンの汁を残すと言った方法で塩分を控えることができます。
また、魚に含まれるDHA、EPAと言った成分は、動脈硬化を進行させてしまう中性脂肪を下げる効果があるので、意識的に食べるようにしましょう。
女性に特に良いとされるのが、大豆製品です。大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあり、動脈硬化=血管年齢の改善に効果があります。
こう言った食品を日々の食事に取り入れることで、血管年齢の改善、ひいては日々の健康作りに役立ちます。
まとめ
継続は力なり!血管年齢を改善する方法
血管年齢が高くなる原因とそのリスクとは?
まずはこれだけでもやってみよう!睡眠の取り方と入浴の方法
運動をするなら「ながら運動」がおすすめ!
「ながら運動」を取り入れる方法
食事にも一工夫することで、血管年齢の改善に!