クローン病 は、低脂肪で繊維が少ないけれど栄養価は高い食事が理想です。調理方法も油を使わない調理方法を選ばなければなりません。
今回は、腸に負担をかけない食材を使いながらも飽きのこない4つの レシピ を紹介します。
クローン病に使える4つのレシピ
たいのうしお汁
材料(4人分)
鯛250g、豆腐半丁、長ネギ適量、浅葱適量、だし用昆布、調味料
作り方
鯛は適当な大きさに切って塩をふります。表面に塩をすり込んだら熱湯にくぐらせて霜降りをします。鯛は切り身でなく、あらを使ってもいいでしょう。
長ネギと浅葱は4センチ程度の千切りにし、布巾に包んで水で洗い白髪ねぎを作ります。長ネギと浅葱は繊維質が多いため、小口切りにして繊維を短くします。症状が重い時には長ネギと浅葱は使わなくてもかまいません。
豆腐は大き目のさいのめ切りにします。鍋に水5カップと昆布と鯛を入れて火にかけます。鍋が沸騰する直前に昆布を取り出し、塩小さじ1杯と酒大さじ2杯、醤油小さじ半分で味付けします。最後に豆腐を合わせて長ネギと浅葱を飾ったら出来上がりです。
鯛は白身魚で栄養価も高く消化がいい食材です。クローン病の食事に積極的に取り入れたいものです。
すり身魚の二色蒸し
材料(4人分)
白身魚のすり身200g、生姜1粒、卵1個、にんじん60g、ほうれん草の葉先2株分、片栗粉、調味料
作り方
卵を割りほぐして塩少々と水溶き片栗粉を合わせます。フッ素加工のフライパンで大き目の薄焼き卵を作ります。にんじんは5ミリ角の棒状に切り、ほうれん草はゆでておきます。すり鉢に魚のすり身を入れてしょうがのしぼり汁と水を少しずつ入れながらすりまぜます。
酒小さじ1杯と塩少々と砂糖小さじ1杯と片栗粉大さじ1杯を加えて、なめらかになるまですりまぜます。薄焼き卵を広げて表面に片栗粉を適量塗り、調味料をあわせたすり身を上に広げます。
中心ににんじんとほうれん草をバランスよく置いて海苔巻きを作る容量で巻いていきます。合わせ目に水でといて小麦粉を塗るとしっかりと貼りつきます。布巾で包んだら、そのまま蒸し器で20分蒸しあげます。冷めたら1センチほどに切り分けて出来上がりです。
見た目にも鮮やかで、パーティ料理にも使える一品です。白身魚のすり身を鶏のささみのすり身にかえてもおいしくいただけます。
滝川豆腐
材料(4人分)
豆腐2丁、粉ゼラチン大さじ3杯、だし汁1.5カップ、おろししょうが、調味料
作り方
粉ゼラチンは3カップの水にふやかしたあとに煮溶かします。豆腐は布巾で包んで上に重石をのせて十分に水気を切っておきます。水気を切った豆腐を裏ごしして滑らかにしたら、煮溶かしたゼラチンと合わせ冷やし固めます。
かけ汁は、だし1.5カップと醤油とみりん各大さじ3杯を合わせて煮立たせたあとに冷やしておきましょう。固まった豆腐は麺上に細く切るか、ところてん突きがあれば器に押し出してください。冷やしたかけ汁を食べる直前に注いでいただきます。
食欲が落ちる夏でも、おいしくいただける一品です。川の流れのように大き目のお皿に盛りつけると、見た目にも涼やかになります。
くず桜
材料(10個分)
くず粉40g、砂糖20g、こしあん250g
作り方
こしあんは10個にわけて丸めます。くず粉をボールに入れて規定量の水と砂糖を少しずつ加えながらよく混ぜ合わせます。混ぜたら鍋に移し、木杓子で半透明になるまで混ぜます。半透明になったら広げて火からおろして丸めたこしあんを一つずつ包みます。
蒸し器でくずにつやが出るまで蒸しあげます。蒸し上がったらよく冷やして出来上がりです。
中に入れる餡に粒あんを使うと、小豆の皮が残っているため消化が悪くなるため注意が必要です。くず粉がなければ片栗粉でも代用することができます。
まとめ
クローン病に使える4つのレシピ
たいのうしお汁
すり身魚の二色蒸し
滝川豆腐
くず桜