咳 が止まらず困っている、病院で 喘息 と診断された、など成人になってから喘息を発症するケースが増えています。
子どもの喘息と違い、成人の喘息は ストレス が原因で症状が悪化、慢性化していることがあり、喘息患者の約80%の方に何らかのストレスが関係しているとも報告されています。
病院での診察や治療はもちろんですが、ストレスを軽減して喘息の症状を緩和させましょう。
咳喘息の原因?ストレスを減らして症状を緩和しよう
- 目次 -
ストレスが原因?自覚がないケースが多い
喫煙や食生活、ホルモンの乱れなど喘息の要因はさまざまありますが、ストレスが悪化の要因である場合、本人も気づかず、なかなか改善しないことがあります。
自分で自覚するよりもストレスがかかっている人も少なくありません。ストレスが過度にかかっていないか、一度自分の生活を振り返ってみましょう。ストレス解消を意識することで症状が緩和するかもしれません。
ストレス要因がなくなった途端、症状が緩和して「ストレスだったんだ」と驚くこともあります。喘息で困っている方は、ぜひ以下のストレス解消法を試してみてください。
呼吸法で自律神経を整える
ヨガや瞑想などのゆっくりとした呼吸は自律神経を整えてくれます。息を吐くときに副交感神経が優位になりますので、吸うことよりも吐くことに意識を集中して、ゆっくりゆっくり呼吸してみてください。鼻から息を「吐き切る」ことから始めるのがポイントです。
1日5分でも効果がありますし、場所を選ばず手軽にできるストレス解消法です。呼吸の間、頭の中を空っぽにすると瞑想の効果も得られ、終わった後にスッキリできます。自分と向き合う時間としてもおすすめです。
喫煙・食生活・睡眠など生活習慣を整える
喫煙、食生活など生活習慣の乱れは、喘息だけでなく身体全体によくありません。喘息のときに喫煙を控えるのはもちろんですが、食生活や睡眠などの生活習慣を整えて、症状の悪化を予防しましょう。
特に睡眠時間の確保はストレスを減らすのに重要です。気持ちよく、深く眠ることでストレスは軽減されますので、できるだけゆっくり休む時間を取るようにしてください。
咳で夜中に目が覚めてしまう場合は、加湿器やマスクで少しでも眠りやすくなるように工夫しましょう。加湿時によい香りのアロマを使えばさらに気持ちよく眠れそうです。
趣味の時間でストレスを解消する
趣味に打ち込むこともストレス解消に効果的です。音楽や読書、運動など自分が好きなことに集中してストレスを解消すれば、喘息の症状も軽減するかもしれません。運動の際は咳で呼吸が苦しくならない程度に様子をみながら行ってください。
笑うこと、泣くことにも免疫力の向上やストレス緩和の効果があります。お笑いライブや感動できる映画などもストレス解消として良い方法です。
環境を変えてみる
思い切って環境を変えてみても、喘息の改善につながるかもしれません。慣れない仕事や生活環境の変化などで急に症状が出たり、逆に治まったりすることもあります。
急に症状が出た場合などは、最近身の周りで環境の変化がなかったか、振り返ってみてください。思い当たることがあれば、その要因を避ける、遠ざかるなどできることから対策をしてみましょう。
また今の環境を大きく変えることは難しくても、部屋の照明や壁紙、レイアウトなど手軽に変えられるものを少し変えるだけでも気分転換になります。
特に照明は暖かいオレンジ系の照明や、少し暗めの照明、低い位置での間接照明が効果的です。気分が落ち着く環境でゆっくり休むことがストレスの軽減につながります。
ただの咳、ちょっとしたストレスと思わないで
成人の喘息は40~60代で初めて発症することもあり、本人も自覚せずに治療が遅れることがあります。自分で「ただの咳」、「大したストレスはかかっていない」などと判断することは、さらに治療を遅らせることにつながります。
ストレスがかかっているとき、自分ではストレスに気づきにくいものです。咳が長引いている人はまず病院へ早めに行くこと、要因かもしれないストレスを軽減するよう心がけてみましょう。
まとめ
咳喘息の原因?ストレスを減らして症状を緩和しよう
ストレスが原因?自覚がないケースが多い
呼吸法で自律神経を整える
喫煙・食生活・睡眠など生活習慣を整える
趣味の時間でストレスを解消する
環境を変えてみる
ただの咳、ちょっとしたストレスと思わないで