便秘の解消にはこまめに水分補給することが必要!わかっていてもトイレの心配や飲みたくもないから忘れてしまう方もいるのでは。そうした方でもお茶であれば飲まれるのではないでしょうか?実は お茶 を取ることは水分補給と併せて 便秘 改善に有効な成分が含まれたものもあります。
お茶を飲むことで得られる効果とは?
便秘にはお茶のチカラを借りましょう!(前編)
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お茶の効果
あまり水分を取られない方でも、お茶であれば食事中や食後に取ることも多いのでは。実はその時が水分補給のチャンスとなります。
水分をたくさん摂取することは、腸内にある不要物や老廃物すなわち便を柔らかくし、外に出す働きを促してくれます。お茶は食事中にも気軽にかつこまめに取ることが可能なので、一番大切な水分補給を無理なく行うことができます。
そしてお茶には、腸の働きを活発にしてくれる成分が含まれています。そのひとつが「カフェイン」です。多くのお茶(コーヒーや緑茶など)に含まれていますが、このカフェインは腸の働きを正常にしてくれる効果をもたらします。
便秘状態の腸は便を押し出す力が弱まっているため、その便を押し出すように腸を刺激し活動を活性化させる必要があります。カフェインはその活性化を促す役割を果たしてくれます。
お茶の中でも「緑茶」は特にお勧めといわれています。それは緑茶に含まれる「カテキン」という成分の存在があるからです。便秘状態の腸はいわば悪玉菌の宝庫、「カテキン」にはその悪玉菌を減らす殺菌作用を持つとともに善玉菌を増やしてくれる働きを持っております。
それに加えて、カテキンには腸内の老廃物を外に押し出す働きをしてくれる“蠕動運動”を活性化する力を持たせてくれます。まさに良いこと尽くしといえるでしょう。
飲み方がポイント 有効な摂り方
上記の効果を得られるには飲み方が大きなポイントとなります。
まず心掛けてほしいのは、なるべく“温か”もしくは“常温”で飲むことです。高齢者にとってできる限り避けていきたいことは「冷え」となります。内臓そして腸内の機能が低下している高齢者が冷たいものを取り過ぎるとさらにその機能が悪くなり、反って便秘が促進されてしまう可能性が高くなります。
また冷え性の方はより一層冷え性が助長されてしまうことも。夏の時期は冷えた飲み物を多く取りがちですが、できる限り控えていきたいものです。とはいうものの一切冷たいものを飲まないというのもストレスとなりますので、“一日1~2杯”など回数を決めておくと良いかもしれません。
飲み方としては、一気に一杯飲むよりもゆっくり少しずつ飲む方が効果的です。これは腸の働きのサイクルに関係しております。一度に大量に飲むと腸に対して過剰な刺激を与えてしまい、反って腸の働きを悪くしてしまいます。
車の慣らし運転のごとく、ゆっくりと腸に適度な刺激を与える方が腸の働きを活性化させていくことにつながります。「ゆっくりと少しずつ、噛むように」がポイントです。
またお茶の種類にもよりますが、より効果を望まれる場合は「濃いお茶を飲む」ことです。
濃い目にして飲むことによって、成分を更に多く摂取できその効果が期待できるというわけです。目安としてはティーバッグタイプ二つ分で一杯淹れる程の濃度となります。
特に便秘が長続きしている、もしくはかたくなっている方には有効な方法といわれております。ただし、カフェインも通常の倍となるので、一日一杯に留めておいた方が無難です。
まとめ
便秘にはお茶のチカラを借りましょう!(前編)
お茶の効果
飲み方がポイント 有効な摂り方