糖尿病性腎症 は糖尿病3大合併症の1つです。初期には自覚症状はありませんが、進行すると腎不全となり、透析療法が必要になります。毎年たくさんの人が腎症のために新しく透析療法開始になっており、社会的にも大きな問題になっています。
さらに腎症が心臓や血管の病気と関連していることもわかってきています。腎症は1から5期まで病期分類されており、数字が大きいほど腎臓の機能が低下していることを表します。
腎症の特効薬はなく、血糖や血圧の適切な管理や塩分制限により発症を予防し、進行を抑制することが治療の目標になります。