「咳や頭痛を安易に「かぜ」のせいにしていませんか?(前編)」では、風邪を10のタイプにわけ「せき・はな・のど型」の風邪についてご紹介いたしました。後編では、 咳 のある場合の「せき型」、そして「発熱・ 頭痛 型」についてご説明いたします。
咳や頭痛を安易に「かぜ」のせいにしていませんか?(前編)
急に 咳 や 頭痛 が起こると「かぜ」のせいにしてしまいがちです。咳、はな、のどの3つの症状がほぼ同時に同じ程度で生じた場合には、「かぜ」である可能性がきわめて高いとされています。
しかしそうでなければ、咳であれば肺炎、頭痛であれば髄膜炎など他の病気を起こしている場合があります。肺炎の可能性についてはDiehrの予測ルールが有用であり、髄膜炎の可能性については最悪、増悪、突発の有無に着目するとよいでしょう。
変形性脊椎症は高齢者に多い頸椎や腰椎に起こる病気です
変形性脊椎症 は加齢によって生じた椎間板の変形により骨棘が形成され、そのために神経や脊髄が圧迫されて痛みやしびれなどの症状が起こる病気で、主に頸椎や腰椎に生じ、それぞれ変形性頸椎症や変形性腰椎症とも呼ばれています。
水虫を酢で治療する前に知っておきたいこと
古くからの水虫(足白癬)に対する民間療法に酢を用いたものがあります。しかしその有効性や安全性には明確なエビデンスが存在していません。 酢 の治療や薬局で 水虫 の薬を購入する前に、本当に病変の原因が足白癬であるかを確認する必要があります。
顕微鏡検査で病変部に菌糸を確認することで、はじめて足白癬の診断が確定します。
大腸がんが進行すると腸閉塞となり、通過障害が起こります
大腸がん が進行して大きくなると 腸閉塞 を起こす場合があり、腹痛や嘔気、嘔吐を生じるために何らかの処置が必要となります。
治療法はステントを入れる内科的治療と人工肛門造設術をはじめとした外科治療に大別されますが、いずれの治療法も大腸がんそのものを治す治療ではなく、苦痛を軽減してQOLを高めることが目的で行なわれます。