「腹水とは何かな?(前編)」では、 腹水とは どのようなものなのかご説明いたしました。後編では、腹水の症状や検査方法、また治療方法についてご説明いたします。腹水が長引くと全身の機能低下が起こります。
腹水とは何かな?(前編)
腹水とは 、何らかの原因で腹腔内の体液が通常より増加した状態をいいます。血管の水分に圧力がかかると腹腔内に滲出します。肝硬変では門脈圧亢進で血管圧力が上昇し、腹膜炎では腹腔への血管透過性が高まり、腹水になることがあります。
腹水になる原因疾患には、肝硬変、肝がん、劇症肝炎、膵臓がん、肺炎、ネフローゼ症候群、心不全、腹膜炎などがあります。