私たちが食物を摂取するのは、日常生活を営むためのエネルギーであり、健康を維持するためにも必要な行為です。口から入った食物は咀嚼された後、食道、胃、小腸へ運ばれていくうちに体内で消化吸収され栄養素となります。そして、不要となったものはかすとなって大腸で便となって、肛門より排出されます。
このような一連の流れは、消化器系の優れた仕組みではありますが、一方で、消化液や細菌、飲食物に晒されることによる消化器系の疾患は多く、中でも胃腸に関する疾患が一番多いのが現実です。
特に最近では、胃癌に隠れて胃潰瘍のことがあまり話題になりませんが今回は、 胃潰瘍 に的を絞って説明することにいたします。