「高脂血症の薬(前編)」では、高脂血症という病気についてご説明しました。治療薬としてスタチン系薬や小腸コレステロールトランスポーター阻害薬の効能や副作用についてご紹介しましたが、後編では 高脂血症 の 薬 として陰イオン交換樹脂やフィブラート系薬、ニコチン酸誘導体、EPA製剤についてご紹介します。
高脂血症の薬(前編)
高脂血症 (脂質異常症)は主に高LDL・低HDLコレステロール血症と高トリグリセライド血症からなります。作用の違うさまざまな 薬 がありますが、高LDL血症にはスタチン系薬が最も広く使用されており、他には小腸コレステロールトランスポーター阻害薬や陰イオン交換樹脂も処方されます。
高トリグリセライド血症にはフィブラート系薬を使うことが一番多く、他にニコチン酸誘導体やEPA製剤を用いることもあります。
糖尿病の薬、インスリン療法
糖尿病 に対する 薬 の王様がインスリンです。自分で皮下注射するインスリン療法は1型糖尿病では必須であり、2型でも他の治療法で不十分な場合には必要になります。効果発現開始時間、ピーク、持続時間の差によって、超速効型、速効型、中間型、持続型のインスリン製剤があります。
これらを上手に利用してより自然な血糖値に近づけます。またこの項ではインスリン療法に関するよくある勘違いについてもふれます。